2021年05月17日 配信

医療従事者向けの集中接種が始まっている山口病院

5/17(月)優先接種対象者向け新型コロナワクチンの集中接種開始

高齢者の接種は5月上旬から順次、接種券発送へ

 船橋市内の山口病院で5月16日から医療従事者を含めた優先接種対象者向けの新型コロナウイルス感染症ワクチン集中接種の1回目がはじまった。

 船橋市医師会(船橋市北本町1-16-55)によると、船橋市内でのワクチン接種対象者の医療従事者は約2900人だという。2021年4月時点では、2881人の医療従事者が所属しているというが、この内人事異動や退職、新規就業などで現在は多少の上下幅があるとみられている。

 ワクチン接種は、県から各市町村の医師会を通じて委嘱されており、各市町村医師会は必要数を県に申告、県から国に報告があがり、国から直接市町村医師会にワクチンが送られてくるという仕組みだ。

 船橋市医師会所属のクリニックや診療所は約280施設。この内、コロナワクチン取り扱い希望を出している243施設から、ワクチン接種機関として指定されているのは137施設。それぞれの施設で管理方法を医師会に報告、4月から順次医療従事者向けにワクチン接種を開始している。5月6日からは優先接種対象者の接種も開始、対象となるのは歯科医・薬剤師・消防関係者などだという。

 16日から医療従事者向けの集中ワクチン接種が始まった西船橋駅近くの山口病院(船橋市西船5-24-2)では、通常の受付とは別に外通路にワクチン接種専用入口を設置。カルテ(問診票)と座席番号を合わせ受付時間を管理。

 接種後は15分~30分の待機時間を設け副作用を観察、入口とは別の出口から退場する流れをとっている。ワクチン接種の方法は医療機関に一任されており、山口病院では1日に120人~180人の接種が可能だという。集中接種期間として20日までに700人程度がワクチン接種をする見込みだ。

高齢者のワクチン接種

 船橋市ホームページによると、85才以上の高齢者へのワクチン接種券は5月6日に発送済みだという。また、国主導の東京大規模接種センターでの接種を希望する65才以上の高齢者は5月31日から予約開始となっている。予約の際には自治体から送られた接種券が必要となる。

 ただし東京大規模接種センターでの接種を希望しているが、接種券が5月31日までに手元に届かないという場合、「船橋市新型コロナウイルスワクチン接種・相談特設コールセンター」(050-5526-1142対応時間8時~17時:平日・土日含む)で氏名・住所・生年月日を伝えることで個別に接種券の送付を受けることができるという。

 また、船橋市内でのワクチン接種を希望する65才以上の高齢者は、介護老人保健施設などの高齢者施設から優先的に接種を開始。入所者以外は5月上旬から5歳刻みの年齢別に接種券を順次発送しているという。詳細は、船橋市役所のホームページで公開している。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 退席した後は必ず消毒を徹底する

  • 番号順に着席し、時間になるまで待機し副作用の様子をみる

  • 問診票の番号とイスの番号をセットにして管理する

  • 医療機関向けに発送準備しているワクチン(写真左)

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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