5/12(水)船橋ブランド野菜の生産者が今年の出来栄えを市長に報告
例年より早く収穫が始まり今が旬
旬を迎えた船橋ブランド野菜の生産者の代表や市川市農業協同組合、ちば東葛農業協同組合の理事らが5月11日、船橋市役所(船橋市湊町2-10-25)を訪れ、松戸徹船橋市長などに今年の出来栄えを報告した。
この日市役所を訪れたのは、「JAいちかわ 船橋人参共販委員会」委員長・飯田清さん、「JAちば東葛 西船橋枝豆研究会」会長・岩佐宗高さん、「JAちば東葛 西船橋葉物共販組合」組合長・飯塚和之さん、「市川市農業協同組合」代表理事理事長・今野博之さん、常務理事・中村宏さん、船橋地区統括理事・三橋栄さん、「ちば東葛農業協同組合」常務理事・湯原靖雄さん、船橋市統括理事・石井孝一郎さん、指導経済部次長・飛鷹栄一さんの9人。
生産者が持参したのは、収穫が始まっている「船橋にんじん」「西船橋産ブランド小松菜」「船橋産ブランドえだまめ」。「船橋にんじん」は2013(平成25)年に特許庁から地域団体商標の許可を受けている地域ブランドとなる。いずれの野菜も、今年は暖冬だったため例年よりも成育が早いという。
飯島さんはニンジンについて「新型コロナウイルスの影響で家庭で料理をする機会が増えているのか、出荷したものが市場に残らないほど順調です。一方、ニンジンの生産者は去年83人だったが今年は71人に減り、今後生産者の減少や面積、収量が減るのが課題」と話した。
小松菜について飯塚さんは「学校給食など地元で使ってもらい出荷量も増えているが、昨年はコロナで学校が休みの時に値段が相当落ちて困った。西船橋産ブランドの価値を上げる対策を検討中である」と話した。
岩佐さんは枝豆について「コロナの影響か価格が1~2割落ちている。束よりも袋入りの需要が高まっている。袋はより鮮度が保持できるフィルムに変える予定」と話した。
各代表の挨拶に船橋市長は「船橋の農産物の出荷を続けることができるのは、街の活力維持につながり、心強く思っている。都市の中にあるので厳しい生産環境にあるが、市としても皆さんの意見を聞きながら一緒に大きく育てていきたい」と激励し、「市民のみなさんも船橋の素晴らしい作物を食べていただいて免疫力を上げて一緒に頑張っていただければ」とも続けた。
その後、試食会が行われ、にんじんスティックやジュース、船橋にんじんを使った千葉ジェッツの「千葉レッドハッシュドビーフ」、朝茹での枝豆、ジェラート、小松菜パウダーを練りこんだ米粉麺、ジェラートが並んだ。山崎健二副市長は「美術品のような野菜は船橋の誇り」と絶賛した。
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