2021年05月10日 配信

中村さん。現在はテイクアウト専用で稼働している店舗前で

5/10(月)「地産工房 KAN(漢)」がキッチンカー事業を本格始動

店舗は三咲駅近くに移転しプレオープン中

 2010年から大穴で店舗を構え、今年3月から三咲駅付近に店舗を移しプレオープンしている「地産工房 KAN(漢)」(船橋市三咲2-8-16)が、ゴールデンウイークからキッチンカー事業も本格始動している。

 店主は「オールドルーキーズ」代表・中村修さん。中村さんは大穴出身で、大穴中学校、習志野高校を卒業。小学生の頃から野球に打ち込み、習志野高校でも野球部に所属していた。「夢を追いかける子どもたちを応援したい」と長年野球に携わり、「チームKAN」を結成し、現在もいろいろな面から子どもたちを応援し続けている。

 20195月末、諸事情あり大穴での店舗経営を辞め、その後、同年7月から二和向台駅近くの物件で店舗をオープン。大穴では「和牛もつ鍋」を主力商品に宴会需要が高かったが、二和向台では、串焼きもメイン商品に加え、宴会よりも平日にふらっと立ち寄れる店舗として営業していた。店舗設備の関係で20208月末、店を一旦閉め、キッチンカー事業へと切り替えることを決意したという。

 キッチンカー用の仕込みや通販用「もつ鍋」セットを仕込める調理場を探していたところ、「日興不動産」(三咲2-14-2)の代表が「KAN」のもつ鍋のファンであったことから、物件がトントン拍子に決まった。

 「震災時には炊き出しなどもできるし、以前からキッチンカーをやってみたいとずっと思っていた。コロナのこともあるし、店舗でアルコール類が提供できないなら、今は店舗営業よりもキッチンカーに力を入れていきたい」と中村さん。

 キッチンカーを探し始めると、「チームKAN」の若手スタッフから「クラウドファンディングで資金を募ったらどうか」という提案があったという。2月からクラウドファンディングで呼び掛け、およそ110万円の資金が集まった。

 「クラファンの中で、10万円の枠はキッチンカー助手席側ドアに広告などを掲載できる権利を付与したんです。複数の方が名乗り出てくれたのですが、その中に大穴中の後輩であり私が応援しているロックバンド『THE NUGGETS』もあって。ほかの皆さんには頭を下げ、ナゲッツのロゴを出させてもらうことにしました」とも。

 4月からキッチンカー事業を試運転し始め、5月のゴールデンウイークから三咲を中心にキッチンカー出店を開始している同店。「まずは近所から始めてみています」と「さとう落花生」(三咲9-1-11)と同じ敷地にある「パチンコゴールドセブン」(三咲9-1-15)の駐車場や、59日には総合建設業の「土佐工業」(三咲4-11-6)の店舗脇でも出店した。

 「三咲の店舗は、とても広いスペースがある。今はテイクアウトメインで店舗は開けている。客席スペースはまだ稼働していないが、需要があれば客席としての使い方以外でも考えていきたい」とも中村さん。「どんな状況になっても『ヒーローでありたいKANマス(KANのマスターの愛称)なら何をするか?』と自分に問い掛けながら動いています」と中村さんは笑顔を見せる。

 キッチンカーの出店情報は同店のインスタグラム(@ooana_kan)で発信している。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 土佐工業の脇に出店していたキッチンカー

  • プレオープン中の三咲の店舗の店内

  • キッチンカーと中村さん

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yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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