2021年05月02日 配信

代表取締役の樋谷さん

5/2(日)高齢者の生活の困りごとをサポートする「ヘルパーリンク」が船橋でも始動

千葉市発、4月から船橋市でもサービス拡大

 シニア向け生活マッチングサポートサービスを運営している「ヘルパーリンク」(船橋市海神2-8-14 船橋北口みらい図書館内、TEL 050-5526-2020)が、今年4月から船橋市でもサービスを開始している。

 同社は、生活のちょっとした困りごとを抱える高齢者とそれに対応できる地域の人を引き合わせるサービスを、千葉市で2019年から展開している。

 同社代表取締役を務める樋谷(ひだに)祐希さんは、以前は栄養士として日本の高齢者施設で働く外国人スタッフの育成に携わっていた。「高齢者の多くは施設ではなく自宅で暮らしているので、介護士の育成だけでは高齢者へのサポートは不十分だと感じていた」と樋谷さん。そんな折、地域の敬老会に顔を出した際にスマートフォンの初歩的な操作を教えて感謝された経験から、高齢者の日々のちょっとした困りごとを解決するサービスを着想し、事業を始めた。

 ヘルパーリンクのサービスを支えるのは、同社に登録する「サポーター」と呼ばれる人たち。「地域のために役に立ちたい」「副業として何かに取り組みたい」といった動機で登録する人が多く、特に30代から50代の主婦層の登録者が多いという。サポーターとしての活動には、介護に関する特別な資格は必要としないという。

 サービスを利用する高齢者は時間制で利用でき、サービス内容は50項目以上と多岐に渡る。「時間内であれば複数のサービスを頼むことができるのも好評です」と樋谷さん。特に利用が多いのが、料理や掃除などの家事と、病院への付き添いだという。ほかには、食事介助、入浴介助のほか、庭掃除、買い物や通院の同行、趣味の付き合い、話し相手、スマホの使い方、買い物代行なども時間内で利用可能となる。

 サービス利用は1時間1,500円から。利用やサポーター登録は、電話とホームページのほか同社公式LINEからも受け付けている。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 樋谷さん。ヘルパーリンクのロゴと共に

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