2021年04月29日 配信

右から、スタッフの今泉さん、小野木さん、代表・形山さん、店長兼職人・佐野さん、竹下さん

4/29(木)金杉台団地商店会のパン店「Cafe de STELLA」が「LE LiEN(ル リアン)」にリニューアル

認知症の高齢者だけでなく障がい者雇用も目指す

 金杉台団地商店会のパン店「Cafe de STELLA」が「LE LiEN(ル リアン)」(船橋市金杉台1-1-5、TEL047-404-9852)として4月29日、リニューアルオープンした。

 同店を経営するのは、金杉台団地を中心にグループホーム、居宅介護支援事業所などの介護福祉サービスを展開する「コンフォートケア」(代表:形山昌樹さん)。

 2017年11月に「Cafe de STELLA」としてパン店をオープンしたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、昨年8月末から休業していた。

 プロジェクトリーダーを務める小野木大吾さんは、「半年間シャッターをおろしていた時近隣の方から『いつ再開するの?』と言われ、改めて必要な場だと実感した」と話す。

 代表の形山さんは「今回、パン職人も変わり、よりおいしいパンを提供していきます。おすすめは全部ですが、『シナモン界1おいしいシナモンパン』(184円)や、冷たいうちに食べたらおいしい『賞味期限120秒の生クリームあんパン』(184円)、生食パンを使用した『サイコロあんぱん』(184円)など、味もネーミングもこだわったラインナップです。パンの大きさも高齢者でもいろいろな種類を食べられるように小さくし、ハード系のパンも柔らかくし、値段も手に取りやすい設定にしてあります」と話す。

 これまでは介護が必要な高齢者の職場となっていたが、リニューアル後の店舗では障がい者雇用も目指している。小野木さんは「高齢者も障がい者も1人1人が持っている力を発揮し、誇りを胸に自分が中心で働けるような場にしたい」と笑顔で話す。

 店舗面積は約60坪。現在イートインスペースは使用不可だが、いずれは設置予定。しばらくはテイクアウトのみで営業する。

 店内は以前はコンクリート打ちっぱなしのようなクールな印象だったが、今回は白い壁で明るいイメージになっている。また、店名の「LE LiEN(ル・リアン)」はフランス語で「絆」の意味。

 人と地域を結べるような店にしたいとの思いが込められているという。またカラフルなロゴは障がい者が描く「シブヤフォント」のものを使い、「LiEN」の「i」はあえて小文字にして、「自分」という意味で人をモチーフにしている。

 「今後は情報をどんどん外に発信し、金杉台団地を盛り上げ、活気のある場所にしたい」と意気込みを話す小野木さん。

 定休日は土、日曜。営業時間は10時〜15時だが、今後変更の可能性もあり。駐車場は金杉台団地郵便局裏に5台分あり。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 店舗は金杉台団地商店街にあるセブンイレブンの隣り

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