2021年04月28日 配信

旧「レックスイン」は「サンホテル船橋」に

4/28(水)旧「レックスイン船橋」が「サンホテル船橋」に

関西で展開する「サンホテル」が関東初出店

 船橋駅北口にあった宿泊施設、旧「レックスイン船橋」が4月17日、「サンホテル船橋」(船橋市本町6-21-18、TEL047-407-3276)としてリニューアルオープンした。

 同所は1991年に「東横イン船橋」として開業。2006年に一度閉店したが、「船橋第一ホテル」(船橋市湊町2)を運営する「鶴長観光」(湊町2)が買収、改装し地上8階建てのビジネスホテル「レックスイン船橋」として営業再開。しかし2020年6月、「船橋グランドホテル」(本町7)の2020年8月末廃業より前に、同所は閉店した。

 昨年5月には「レックスイン」スタッフから、かつての「レックスイン」従業員であり、現在はホテル関連のコンサルタント業をする「サンクリエイト」(本社:大阪府堺市、代表:石関眞也さん)副社長・塩崎崇央(たかひろ)さんにSOSが送られ、昨年7月にはリニューアル工事が始まったという。

 「サンクリエイト」は2004年に大阪府堺市でホテル事業をスタート。「サンホテル」を大阪府堺市、兵庫県尼崎市、山口県下松市と関西に3店舗展開し、関東では今回が初出店となる。

 同社は宿泊特化型のホテルを展開し、「宿泊のみを提供することで、宿泊客には周囲の店舗を紹介できる。そうすることで、ホテルだけでなく、地域全体を活性化させる役割があると思っている。将来的には、船橋といえば『サンホテルに行こう』というくらい、私たちの宿泊施設を目指して船橋を訪れてくれる人が増えたら」と支配人の佐藤茉奈さんは話す。

 佐藤さんをはじめ、同所には3人のスタッフが関西から住まいを移し、立ち上げに関わっているという。そのほかのスタッフは「レックスイン船橋」時代からこの場所で勤務していたスタッフと新規雇用したスタッフで展開する。

 「船橋第一ホテル」での勤務を経て「レックスイン船橋」でも勤務していたという鬼頭文江さんは「リニューアルしてがらりと変わりました。明るくなりましたね」と目を輝かせる。

 同ホテルは8階建てで114室を用意。全室シングル仕様だがほとんどの部屋がダブルベッドとなり、1室2人での利用も可能。全客室で無線LANが無料で接続(Wi-Fiあり)できる。

 希望者には2階にある朝食用の部屋で卵かけごはんと豚汁を提供(別途500円)する。朝食に使用する食材はスタッフが船橋市場で交渉して仕入れた米や野菜、卵を使っている。

 支配人・佐藤さんは「すぐ近くのローソン船橋店さんにご挨拶に行ったら、当ホテルの宿泊者限定のドリンク引換券を作ってくださってうれしかった。今後はもっと地元の飲食店などとも連携していき、飲食店での食事をセットにしたプランの提供などもできたら」とも。

 関西から越してきたばかりの佐藤さんたち。「船橋は飲食店が多い印象。大阪で言ったら『難波(なんば)』みたい。ららぽーととかいろんなものが大きくてびっくりした」と船橋の印象を話した。「今はスタッフの間でなるべく関西弁を出さず標準語を心がけていますがまだまだ…。『そんなんしたらあかん』って言わないようにして『それはだめやで』って言っても、それもまだ関西弁なんですよね」と笑う。

 現在は「オープン感謝プラン」として素泊まり3900円からのプランを用意している。2021年6月末まで実施予定。

 駐車場は2台分有り、1日1500円。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 左から、支配人の佐藤茉奈さん、元レックスイン従業員の鬼頭文江さん、関西から来たスタッフ川西仙太郎さん

  • 部屋の一例。壁紙のタイプはこのほか、花柄、チェック柄もある

  • 2階の朝食会場

  • 朝食の卵かけごはんには千葉県の米「粒すけ」を使用する

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yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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