2021年04月11日 配信

1枚のフラッグに児童の絵と広告が

4/11(日)前原小学校児童の絵を街路灯フラッグに掲出

船橋市前原商店会がアーケードフラッグを活用して

 JR津田沼駅から津田沼十字路に続く船橋市前原商店会(船橋市前原西)で3月末から、前原小学校児童の絵と地元企業の広告を組み合わせたアーケードフラッグが掲出されている。

 同商店会は、JR津田沼駅北口から新京成線・前原駅までの地域で構成されている商店会。津田沼駅北口から津田沼十字路までの大通りは同商店会のメインとなる通りで、通りの街路灯は同商店会が管理する。その街路灯に関する新たな取り組みとして、3月末から街路灯に掲げているフラッグの下半分には子どもたちの絵画作品が、上半分には津田沼周辺の店舗や企業の広告が印刷されて掲げられている。

 同商店会の会長、大塚智明さんは「昨年、地域の小学校の先生方とお話する機会があり、小学校の校長先生が『昨年は子どもたちにとって思い出作りがなかなかできなかった』という話を聞きました。そこで、このアーケードフラッグを使って思い出作りの役に立てないかと思ったのです」ときっかけを話す。

 同時に、このアーケードフラッグへの広告掲載を募ってはいるものの広告掲載数は減っていることもあり、何もぶらさがらない街路灯よりは、何かあったほうがいいとも常々思っていたともいう。

 そこで今年は同商店会の地元小学校である前原小学校に相談し、昨年度2年生だった児童たちが描いた「○○な町 前原」というお題に合わせた絵を掲出することとなった。前原小学校では「私のまち前原」「地元を知ろう」というテーマで児童らがグループごとに作品を制作し、69作品が集まったという。

 作品には「緑が多い町、前原」「べんりな町、前原」など、さまざまな前原が描かれている。「子どもたちが自分たちの作品を見に前原商店会に見に来てもらえ、親しみを持ってもらえたらうれしいし、大人になったとき、自分の作品がここに飾ってあったな…と思い出になればうれしい」と大塚さんは話す。

 同時に「子どもたちの絵は明るい気持ちにしてくれる。ただ企業の広告が出ているだけよりも、子どもたちの絵があることで、広告自体の視認性もアップするのではないか」とも。

 同企画の事務局を務めた前原商店会環境整備委員長であり、「キーポイント」代表の木村圭一さんは「小学生の作品はとても純粋で、見ていて楽しい気分にさせてくれます。今後は、障がい者の方をはじめ、ほかの方の絵画も掲載できるようにし、街中の美術館となれれば」と話す。

 同フラッグは半年に1度、作品を入れ替えていく予定。広告掲載については、個人でも企業でも契約が可能。協賛広告枠のサイズは幅620ミリ×高さ550ミリ。街頭によって月額1500~1700円と異なる。広告枠契約は1年間となり、掲載契約設立後、料金は一括前払いとなる。

 同企画への問い合わせは同商店会環境整備委員長の木村さんまで電話(090-2764-7479)またはメール(info@key-point2015.com)で問い合わせを。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 商店会会長の大塚さん(左)と環境整備委員長・木村さんの従兄弟にあたる木村実(まこと)さん

この記事を書いた人

yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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