2021年04月10日 配信

旅先で見かけた本に惹かれ翻訳出版した医師の寺田さん

4/10(土)船橋の医師が絵本「パフィンちゃんどこにいるの?」を翻訳・出版

旅先で出会った絵本に惹かれて

 船橋駅北口から徒歩1分、船橋ゆーかりクリニック(船橋市本町5-3-5、TEL0120-12-4103)を経営している医師の寺田伸一さんが絵本を翻訳・出版し、4月上旬から書店店頭やインターネットで販売を開始している。

 絵本は、縦265ミリ、横225ミリのオリジナルサイズ。36ページのフルカラーで出版社は鳥影社。初版2000部を発行。アトランティック・パフィン(和名:ニシツノメドリ)のひな鳥「パフィンちゃん」がスケリッグ島の巣穴から抜け出し、これに気が付いた親鳥が必死になって探す様子を描いた絵本。

 パンフィンちゃんは、親鳥の心配をよそに自然環境豊かなスケリッグ島で暮らす多様な生き物たちと触れ合いながら、自身が持つ特技で他の動物たちを助けて回るという小さな冒険物語。

 旅行好きの寺田さんはアイルランド旅行の最中に最西端の港町「ポートマギー」で原本を発見。イラストの美しさに惹かれたが、英語で書かれた本だったこともあって「自分用に買っていこう」と軽い気持ちで購入したという。これまでに世界中を回ってきたが現地土産で絵本を購入したのはじめてだったという。

 宿で絵本に目を通し、「生物多様性と相互扶助が描かれた素晴らしい絵本だ」と感じ、同時に著者の動物に関する深い造詣と愛情を感じたという。「日本の子ども達ともこの感覚を共有したい」と出版に向けて行動を開始した。

 持ち込みの企画に対して出版社はことごとく首を縦に振らなかったという。友人経営者のつてで「鳥影社」に出会い、出版にこぎつけた。若い頃から英語を読んだり聞いたりするのが好きだった寺田さんが翻訳を担当。

 小学校1~2年生が習う程度の漢字を用いて、読点は入れず「分かち書き」を採用した。本文部分のあとにアトランティック・パフィンの生態や生息地であるスケリッグ島について紹介するページを設け、著者とイラストレーター、翻訳者のコメントも添えた。

鳥影社HP:http://www.choeisha.com/pub/books/58692.html
Amazonドットコム:パフィンちゃん どこにいるの? スケリッグ島のぼうけん | エリカ・マッギャン, ジェリー・デイリー, ショーン・デイリー, 寺田 伸一 |本 | 通販 | Amazon
船橋ゆーかりクリニックHP:船橋ゆーかりクリニック 予約できる駅近の皮膚科,形成外科,美容皮膚科 (i-my.jp)

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 印象的だったパフィンちゃんの目の輝きに気を使った印刷

  • アトランティック・パフィンの生態、生息地紹介にページを割く

  • 鮮やかなイラストでスケリッグ島の生態を表現する

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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