2021年04月03日 配信

左から、商品を手にする内海さん、平野さん

4/3(土)船橋産「小松菜×ホンビノス貝」のクラムチャウダー試食会

漁業×農業のコラボ商品

 海産物卸売業者「かねはち水産」(船橋市湊町1-12-12)の船橋漁港水揚げ所で4月1日、同社のホンビノス貝と「西船橋ひらの農園」(船橋市西船)の小松菜を使用したクラムチャウダー「船橋シェルター」のメディア向け試食会が行われた。

 「かねはち水産」は、船橋産ホンビノス貝をはじめ、アサリなど貝類を主力商品としている海産物卸売業者。「西船橋ひらの農園」は小松菜やにんじんなどの栽培のほか、野菜が購入できる自動販売機などユニークな試みも行っている。

 「かねはち水産」代表の内海金太郎さんと「西船橋ひらの農園」園主の平野代一さんは10年以上の付き合いがあり、船橋の漁業・農業を盛り上げるべく、以前からホンビノス貝と小松菜を使用した商品を次々と開発している。

 今回の試食会開催の経緯については、「何度も試食してベースはできあがったけど、微妙な塩加減がわからなくなってきたので、みなさんの意見を取り入れたいと思った」と話す。

 試食会では、ホンビノス貝と小松菜のほか、玉ねぎ、にんじん、じゃがいもなどが入ったクラムチャウダー「船橋シェルター」の濃いめ味とマイルドな味付けの2種類が用意され、参加した記者らがアンケートに答えた。「船橋シェルター」という名前は、ホンビノス貝は濃厚で味わい深い身が硬い殻に守られていることから、殻をイメージして「シェルター」と名付けたという。

 そのほか、クラムチャウダーコロッケ「船橋バクダン」、小松菜も入ったチキンソーセージの「船橋ロケット」、小松菜と海老のガランティーヌ「船橋UFO」などの試食も用意された。

 「船橋バクダン」は何度も味の調整を行い、「今の商品は6回目の改良品で、さらに貝と小松菜のうまみが感じられます」と製造に協力している藤本直宏さんは紹介した。「船橋ロケット」も開発当初より小松菜を増量し、色もさらに濃い緑色になったという。小松菜とホンビノス貝だけでなく、にんじんや玉ねぎなども入っており、塩分控えめで無塩せきにこだわっている。

 今回の試食会のアンケート結果をもとに、2019年10月から開発が始まった「船橋シェルター」の味を調整し、4月下旬の発売に向けて準備を進めるという。「現時点ではインターネットで販売する予定。第3土曜日に開催している船橋漁港の朝市でも販売する予定です」と内海さん。「みなさんに幅広く知ってもらいたいので、自販機も活用できれば」と平野さん。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 手前から時計回りに、船橋シェルター、船橋UFO、船橋バクダン、船橋ロケット

  • 商品のこだわりを説明

  • 試食会の様子

  • パッケージされた商品

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