2021年03月27日 配信

屋上にあるプール

3/27(土)塚田南小学校、開校目前に内覧会実施

屋上を活用しプールや開放的な中庭も

 船橋市内の市立小学校として36年ぶりの新設校になる塚田南小学校(船橋市行田1-50、TEL 047-406-6601)で3月25日、内覧会が行われた。

 同校は船橋市西部地域において増加する児童に対応するため、AGCテクノグラス中山事業場跡地に作られ、4月7日に開校式(始業式)を控えている。市内に小学校が新設されるのは、1985(昭和60)年に開校した市場小学校以来になる。学区は、北本町1丁目、2丁目の一部、行田1丁目の一部。

 2015(平成27)年に船橋市政策会議で新設小学校を計画することが決定し、2017(平成29)年通学区域に関する地域説明会が2回行われた。校舎着工は2018(平成30)年、その後校名の公募、校歌制作、校章デザイン公募などを経て、2020年には校名、校章が決まり、校歌が完成した。校舎は今年2月に完成。

 学校教育目標は「次代を担う子供たちの生きる力と夢を育む、かしこく(知) やさしく(徳) たくましく(体)」。校章の作者はグラフィックデザイナーの奥野和夫さん。舟形に描いた塚田南の「つ」の字を放射線状に並べ市の花「カザグルマ」の形にし、三番瀬の大空に羽ばたく鳥をあしらっている。東京湾の青をイメージした4色で風車が回転するような動きのある効果を狙い、みんなで力を合わせて新しい学校を創っていく様子を表現しているという。歴史ある市内の海神南小、飯山満南小、薬円台南小などに習い、「南小」と入る。

 目を引く校舎の鮮やかなカラーリングは、子どもたちの勇気と希望の象徴「ヒマワリ」をイメージしているという。体育館の上部にあたる屋上を活用してプールや太陽光発電のパネルが設置され、中庭がある部分が吹き抜けになる。図書室は窓が広く、自然光が差し込む広々とした造り。自動換気システムも付く。

 内覧会に来ていた山手三丁目東部自治会会長の小石和江さんは、「最新の設備ですごいですね。私の自治会の管轄は行田東小学校エリアになり、自治会からは3人、行田東小学校からは19人のお子さんが塚田南小に行きます。私たちの自治会としては市から助成金もいただき防犯灯を設置しました」と、新しい学校へ通う子どもたちへのエールを込めた。

 鉄筋コンクリート造りの地上4階建て。敷地面積は17337.05平方メートル、建築面積4194.58平方メートル、延べ床面積10451.15平方メートル。1月21日時点で生徒数は880人、学年ごとのクラス数は、1年生7クラス、2年生5クラス、3年生6クラス、4年生5クラス、5年生3クラス、6年生1クラスとなる。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 校舎外観

  • 図書室

  • 新しい教室が続く

  • 中庭があり、吹き抜けになっている

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