2021年03月15日 配信

「マイヤーレモンジャム」 。ラベルには新京成電鉄の電車も デザインされている

3/15(月)「ふなばし工房」が「マイヤーレモンジャム」100個製造

新京成の地域の活性化活動の一つ

 大久保学園「ふなばし工房」(船橋市金堀町432-2、TEL 047-457-8600)が製造を担当した「マイヤーレモンジャム」が3月15日、新京成線元山駅構内にあるセブン‐イレブンのオープニング記念として100個限定発売され、即日完売した。

 同ジャムは、新京成電鉄と新京成グループの新京成リテーリングネット(本社:船橋市高根台)による地域の活性化を目的に行っている沿線の農園支援活動で、新京成沿線にある農園、施設、企業の力を集結し製造した商品になる。

 ふなばし工房は1996(平成8)年に障がい者の働く場として開設された多機能型事業所。利用者が日中、手作りで素材や製法にこだわったパンや焼き菓子、ジャム、漬物など数多くの商品を製造。製造した商品は近隣保育園などの給食パンや道の駅、市内公共施設、直売所などに卸している。

 原材料は松戸市にあるレモン農家「鵜殿シトラスファーム」のマイヤーレモン。新京成電鉄の社員が同所を訪問した際に、搾りたてのレモンを試飲した時の甘さと香りが忘れられず、地域に広めていきたいと思ったことがきっかけだという。レモンの皮をふんだんに使い、レモンジャムを生み出せないかと考え、原材料の提供を同ファームに依頼した。

 そして、ジャムの製造は、地域を活性化したいという思いを持つ「ふなばし工房」へ依頼。同工房は障がい者の自立と社会経済活動への参加促進と成長を目標とし、これまでにも数多くのジャム製造の実績がある。

 パッケージは、レモンジャムのラベルのデザイン・製作に関して、地域密着型企業として松戸市や鎌ケ谷市などの行政や企業と多くの取引実績がある「アキハマ・ブレーンズ・コミュニティー」に依頼。ラベルの色味や新京成電鉄社員の思いなど、細部にまで反映したデザインになっている。

 今回製造された「レモンジャム」は、新京成電鉄、新京成リテーリングネット、レモン農家、ふなばし工房、アキハマ・ブレーンズ・コミュニティーの5者の思いが詰まった商品になっている。現時点では増産の予定はないという。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 工房で働くスタッフたち。手にするジャムは自社で販売しているオリジナルジャム(2020年撮影)

  • スタッフはひとつひとつていねいに作業していく

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