2021年02月26日 配信

2/26(金)新型コロナウイルスワクチン接種を「船橋モデル」で開始

重症化リスクの高い高齢者から順次発送

 船橋市保健所では3月中旬から、重症化のリスクが高いとされる65歳以上の高齢者を対象に新型コロナウイルスのワクチン接種券の送付を開始する。

 保健所内にある「新型コロナウイルス感染症対策保健所本部」では昨年12月に本部内にワクチン接種班を立ち上げ、船橋市医師会と協力しながら、実施医療機関の調整などを進めていた。2月15日にはワクチン接種・相談特設コールセンターを立ち上げ、市民からの問い合わせに対応できるよう、体制を整えている。

 現在供給予定のワクチンは2回接種が必要になり、無料で受けられる。そこで市では、新型コロナウイルスワクチンの接種について、季節性インフルエンザ予防接種と同様の環境で接種できる体制を整える。かかりつけ医による接種、居住地の中での医療機関で接種できる環境など、利便性を確保するため、医療機関での個別接種方式「船橋モデル」で実施するという。

 かかりつけ医での接種は安心感があり、接種者の病歴や持病を把握しているので問診の時間短縮にもなり、円滑な接種が期待できる。

 市へ供給されるワクチンは国内倉庫から冷凍状態で保存設備(ディープフリーザー)を導入した市内21医療機関「基本型接種施設」へ配送される。さらに近隣医療施設を「サテライト型接種施設」として活用し、ワクチンを移送することで両施設での接種が可能な体制を整えるという。

 「サテライト型接種施設」104医療機関、「基本型接種施設」と合わせて125カ所(2月8日時点)で接種が受けられる予定。

 国が定めた接種順位(予定)は医療従事者などが2月中旬から先行摂取し、65歳以上の高齢者は3月中旬以降に接種券を郵送し4月以降に接種開始、高齢者以外で基礎疾患がある人や高齢者施設などの従事者に続き、それ以外の人の順で実施される予定。

 コールセンター(TEL 050-5526-1142)の受付時間は8時~17時。土曜・日曜・祝休日も開設。問い合わせは新型コロナウイルス感染症対策保健所本部(047-489-1921)まで。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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