2021年02月21日 配信

Vine&Shrubでのイベントの様子

2/21(日)船橋の音楽家たちによる店内ライブ「ふなおんイート&ライブ2021冬」

音声SNS「Clubhouse」などでも配信

 船橋を拠点とする音楽家たちによる市内飲食店での店内ライブイベント「ふなおんイート&ライブ2021冬」が2月12日と18日の2日間開催された。

 同イベントは「船橋を365日音楽であふれる街に」をスローガンに、船橋で活動する音楽家たちの支援や市内各所での音楽イベントの企画を行う「船橋365音楽プロジェクト(ふなおん365)」が主催したもの。同団体では昨秋に開催された市内食べ歩きイベント「ふなばシル」でも店内ライブでイベントをするなどして、会場を盛り上げた。

 今回の同イベントの背景については「暗いニュースばかりで人々の気持ちが落ち込んでいる。こんな時だからこそ地域のつながりを活かし、音楽家と飲食店が力を合わせて少しでも街の雰囲気を明るくしたい」という思いがあったという。

 当初は5店舗以上での同時多発的な店内ライブを企画していたが、緊急事態宣言の再発令を受けて開催会場を2店舗に縮小。検温や手指の消毒といった基本的な感染予防対策を徹底し、客席数の制限やオンライン配信も合わせての開催となった。

 2月12日の夜は「そば・旬菜料理つだぬまや」(船橋市前原西2-5-6)を会場に、船橋出身で先月はNHKラジオにも出演したアルパ奏者・天音(あまね)さんが演奏を披露。

 通常よりも大幅に席数を減らし、最大10席に絞った完全予約制として実施。最初に奥の座敷席で参加者は同店の食事を済ませ、その後、別スペースに移動して音楽鑑賞とした。演奏時間は30分弱。

 「アルパ」というハープのような楽器を使っての演奏を聴いた同店の常連客からは「プレスリーの『Can’t help falling in love』など、私たち年配世代にもぴったりの選曲がうれしかった」などの声が聞かれた。また、この日の演奏は音声SNS「Clubhouse」を使った配信も行われた。

 2月18日の昼は「Vine&Shurub(ヴァインエンドシュラブ)」(船橋市高根台3-3)で開催。船橋出身のシンガーソングライター濵津(はまつ)美穂さんが弾き語りを行った。

 約30分の弾き語りステージを2回に分けて開催。1回目のステージは濵津さんのInstagramを使って配信をし、その配信を見たファンが2回目のステージの観覧のために来店するという姿も見られた。「Vine&Shurub」店主の榊原リツコさんは「こんな時だからこそ、免疫力を高めるためにも、みんなで音楽を楽しんで笑顔になる時間が必要だと思う。こういったイベントは今後も積極的に開催していきたい」と話した。

 ふなおん365では「新型コロナウイルスの感染状況を慎重に見ながら、今後同様のイベントを市内でさらに広げていきたい」と同団体代表の鈴木浩之さん。同団体のWebサイトでは、今回のイベントの模様を収めた動画を公開している。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • アルパ奏者・天音(あまね)さん

スポンサードリンク

記事の場所
関連キーワード