2/1(月)北海道出身、福岡県から船橋市へ移住してきた着物リメイクアーティスト「日月堂」
ブランディングやInstagramテコ入れでSNS上で話題に
福岡県から船橋市に移住してきた着物リメイクアーティストブランドの「日月堂」が、千葉県よろず支援拠点への相談からホームページでのブランディング、SNSリニューアルなどを行ったことで販路を広げ話題になっている。
「日月堂(にちげつどう)」代表で着物リメイクアーティストの反町優紀さんは、北海道旭川市生まれ。結婚して横浜に移住。その後、福岡県内で作家活動をはじめたが、夫の転勤に合わせ関東地方へ。成田にも都内にも、神奈川県にも移動便利という理由で船橋市を選択、2019年に移住してきた。
大工と婦人服仕立て職人の夫婦に生まれた優紀さん。子どもが生まれ、成長するとともに自然にハンドメイドで洋服を作るようになったという。娘が実弟の結婚式で着るドレスを手作り、自身が身に付ける洋服もオリジナルのものを仕立てていたところ友人の間で好評に。請われて洋服を仕立てている内に作家活動が始まったという。
「私のウエディングドレスも母が手作りで作ってくれたもの。私も自然にモノづくりの楽しさに惹かれていた」と振り返る。大人になって和服の着付師資格を取得したが子育てとともに着物を着る機会が減ったいったという。「着物をもっと身近に。洋服の時でも気軽に持てるようになったら…」と、着物のリメイクで普段使いの雑貨などを制作するようになった。
しかし、ハンドメイド作家と名乗っているものの「フリーマーケットの域を出ない」と悩むように。船橋に移住してきて半年ほど経った頃、千葉県よろず支援拠点の存在を知り、同所主催の講座に参加。コーディネーターへの相談を通じ、通販以外の販路を開拓すべくブランディングなどに力を入れ、それまでほぼ手付かずだったSNS「Instagram」での周知にも力を入れ始めたという。
結果は短期間であらわれ、相談から半年もした頃にはSNSでの問い合わせから仕事が舞い込んでくるようになったという。コーディネーターの紹介で県内百貨店へのプレゼンテーション機会も獲得。昨年末に行ったプレゼンでは前向きな回答をもらい、近いうちに百貨店での販売機会も得られそうだという。
「福岡にいたときは作家として独りで活動していたので、移住を機に客観的なアドバイスをもらえるようになって視野が広がった。船橋には手作りの作家さんも多いと知ったので、同じような境遇の皆さんと情報交換しながらモノづくりと展示販売もできるアトリエなども開けたら」と近い将来の夢を語る。
・minneページ「和がまぐち日月堂」
・公式ホームページ「着物リメイクで叶えよう。自分のための最高品」
・Instagram「着物リメイクアーティストにちげつどう」
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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