2021年01月28日 配信

「船橋が大好き」と話す施設長・小出さん

1/27(水)船橋・夏見に入浴をメインとした「でイサ~びス こはる」

地域の店舗と連携し「地域密着型通所介護」を目指す

 夏見のバス通りから路地を入った場所で、入浴をメインとする通所介護サービス「でイサ~びス こはる」(船橋市夏見3-29-2、TEL047-406-5830)が2月1日からオープンするにあたり、現在、内覧会が行われている。

 同所を運営するのは、市内で訪問介護事業所や介護タクシーを運営する「お手伝いスタッふ」(船橋市海神2-23-28 伊藤ビル1B、TEL0120-601-807。代表:宮代昭吉さん)。船橋で生まれ育ち、社会人となった後もほとんどが市内で働いてきたという小出丈博さんが施設長を務める。

 同所の理念は「湯っくり、のんびり、湯ったり」。入浴サービスをメインとしたデイサービスで、小出さんによると「従来のデイサービスでは機能訓練と食事がメインとなった介護サービスが多い。そうすると、半日利用の場合は入浴がつかないケースがほとんど。でも利用者の家族や利用者にとって、本当は入浴こそ、外で介護サービスの中でやってもらえたほうがラクだという声があるのも事実なんです」と話す。

 「そのため、利用者が、自宅以外で入浴をしてさっぱりした状態で家に帰って来たほうが、介護をしている家族の人にとっても負担が減るのではないかと考えています。利用者様だけでなく、ご家族にもひと時の休憩を届けられる場所でありたい」とも続けた。

 小出さんによると船橋には短時間型のデイサービスで入浴サービスが付く施設は、ほかにはまだないという。「ぜひ地元船橋にも作りたいと思い、入浴メインの施設を作ることを社長に相談し、実現にいたりました」と小出さん。入浴をメインにしたサービスに興味を持った小出さんは、過去に、本業を持ちながら、入浴をメインとした都内の介護サービス施設でアルバイトをしていた時期もあるという。

 同所は住居用の戸建て1階部分を施設として使用する。「どこか懐かしいような雰囲気が利用者のみなさんにも気に入っていただけるんじゃないかと思っています」とも。1階のリビングには休憩所があり、入浴後には足を伸ばしてくつろぐことができる。

 また、お茶とお茶菓子がサービスで付き、「お茶菓子については季節で変えたりしていく予定。来るたびに、『今日は何かな?』と楽しみにしていただければ」と、同施設相談員で介護福祉士の湯浅聡子さん。

 滞在中に受けられるサービスは、ストレッチをはじめとする軽い体操、入浴・足湯、談話や交流、趣味の集いなどがメインとなるが、「生活に結び付けて運動にもなったほうが、マシンで体操をするよりもずっと楽しいと思う」と地域の店舗と連携したサービスも取り入れる。例えば、利用者とスタッフが一緒に外に出て、徒歩で2分ほどの場所にある「マミーマート新夏見店」まで買い物にも行く予定だという。「店長さんにもお話しをさせていただいて、ご理解いただいています」と小出さん。「地域密着型通所介護」を目指し、「地域のつながりも大切にしていきたい」とも話す。

 ほかにも、近所にあるヴィーガンカフェ「はっちとみつ」(船橋市夏見3-24-21)と連携し、昼食をとる利用者がいれば、「はっちとみつ」のお弁当を昼食として提供することも予定しているという。「高齢の方だからといって高齢者向けのお食事にしてしまうと、いつも同じでつまらないと思うんです。変化があるほうが喜んでいただけると思います」と小出さんは話す。

 営業時間は9時~18時。通所に関しては午前と午後の2部制となり、各3時間、定員各7人。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • リビングを使った休憩ルーム。パーティションは透明シートに張り替え、互いが見渡せるようにする予定

  • 休憩タイムに提供されるお茶とお菓子の一例

この記事を書いた人

yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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