2021年01月27日 配信

西図書館の阿部宗宣さん

1/27(水)船橋市図書館で電子書籍サービス始まる

図書館資料利用券があれば電話で申し込みも可能

 船橋市図書館ではインターネットを通じて、いつでもどこにいても電子書籍の検索・貸出・返却・閲覧ができる「電子書籍サービス」を1月15日から開始した。

 船橋市西図書館館長の柴山和香子さんは「当初ビジネスパッケージとして新聞や雑誌記事、青空文庫、一部洋書などを用意していました。ただ、コロナ禍で2回目の緊急事態宣言が発出されている中での電子書籍サービス開始になりましたので、このままでは物足りないものになってしまうのではないかと考え、国の補正予算を活用しコンテンツの拡充を図りました」と話す。

 同サービスに申し込めるのは、市内在住、市内在学・在勤で、図書館資料利用券のある人。電子書籍サービス利用申し込みの際、その利用券を提示すると、ID・パスワードが発行される。申し込みは市内の図書館、公民館図書室等のカウンター、移動図書館ででき、電話でも可能。

 同サービスにアクセスし、IDとパスワードを入力するとログインできる。読みたい電子書籍を検索し「借りる」をクリック、「読む」ボタンをクリックすると電子書籍の読み込みがスタートする。読み込みが完了すると電子書籍の画面になり、読むことができる。クラウド式で個人のIDとパスで入り、電子書籍をクラウド上で読むことになる。

 船橋市西図書館の企画事業係主事・阿部宗宣さんは「実際に借りた本ではメモなどはできませんが、電子書籍にはメモ機能があります。また文字の大きさを変更でき、しおりを付けたり、マーキングしたりも可能です」と、電子書籍ならではの特徴を話す。さらに、音声読み上げ機能付きの書籍もある。

 図書館側が定期的に組んでいる「特集」では、その時期ならではのコンテンツが用意される。さらに「うごく絵本」「資格・検定」というコンテンツは電子書籍ならではだという。阿部さんは「図書館には蔵書として書き込みされる可能性がある『資格・検定』の本は置いていないので、電子書籍ならではですね」と話す。

 対応OSは、パソコンは「Windows」「MacOS」、スマートフォン・タブレットは「iOS」「Android」。同サービスは、指定管理者から提案があり検討がされてきていたという。

 電子書籍数は1月15日現在約9200冊。その内訳は、一般書:約1500点、児童書:約400点、洋書(一般):約200点、洋書(児童):約60点、新聞・雑誌記事:約2500点、青空文庫:約4600点。同サービスは365日24時間対応。問い合わせは船橋市西図書館(TEL 047-431-4385)まで。

 関連リンク:電子書籍サービス https://www.d-library.jp/funabashi/g0101/top/

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • YouTubeで動画による使い方の解説も用意されている

  • 使い方動画から

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