2021年01月20日 配信

1/20(水)鎌ケ谷大仏駅ビルの3階に昔ながらの中華そばの店「煮干 やま木」

緊急事態宣言下の1月18日にひっそり開店

 鎌ヶ谷大仏駅併設の駅ビル3階に昔ながらの中華そばを看板メニューとする「煮干やま木」(鎌ケ谷市鎌ケ谷1-1-8、TEL:未定)が1月18日オープンした。

 同店が入居するテナントは、「豚骨らーめん ぜろや」が営業していた場所。同店が1月8日で閉店、10日程度の準備期間で煮干しらーめんの店として開業した。店舗面積は約10坪。カウンター9席、テーブル2卓・4席の計13席。

 同店を経営するのは、木原憲児さん(41)。木原さんは、17歳で居酒屋でアルバイトを始め和食割烹や、各種のらーめん店などで20年以上の経験を持つベテラン料理人。「いつか、アフリカでらーめん屋台を開業したい」と、心に決め修行の為に飲食業界で経験を積み上げてきた。

 若い頃に夢見ていた「海外でのらーめん屋台出店」は、以前勤務先で同僚だった仲間が先に実現させてしまった。「夢を先に実現されてしまって悔しい気持ちもあるけど、凄いなって素直に認める気持ちも」と、テレビで知った同僚のチャレンジについて話す。夢の実現に向けて若い頃から全国各地のらーめん店を食べ歩き、中国や韓国にも勉強の為に渡航し学んできた木原さん。

 「接客が好き。らーめん店での仕事が好き。道で会ったら他人同士なのに料理を挟んだら他人同士が知り合え、会話を交わしたりするできる」と、飲食業の魅力について語る。夢を先に実現されてしまっても飲食業からは離れられないのだという。

 豚骨、味噌…様々ならーめん店で修業を重ねてきた結果、シンプルで昔ながらの煮干しらーめんに「一周回って戻ってきた」と木原さん。同店の開店にあたってシンプルだから飽きがこないと看板商品に据えた。

 らーめんの種類は、シンプルな中華そば、塩そば(いずれも780円)をベースに煮干し中華そば、煮干し塩そば(いずれも850円)、特製煮干し中華そば(1050円)。背脂煮干し中華そば(820円)、背脂多め(870円)、背脂ギタギタ(920円)や、まぜそば(680~780円)、つけそば(850~950円)などを用意。

 ドリンクに生ビール(500円)、瓶ビール(600円)、角ハイボール(400円)とアルコール類も用意。餃子(400円)、特製チャーシュー盛り(800円)ラーメン屋のつまみ盛り(700円)などのつまみ類も提供する。

 また、木原さんが修業時代に浅草のホッピー横丁で味を舌で覚え、再現たという「牛すじ煮込み」(580円※テイクアウト600円)も名物としてメニューに据えている。テイクアウトでもイートインでも提供し力を入れている。

 「今年中に5店舗を開店する。こんな時だからみんなを元気にしたい」と木原さん。「これまで独立を考えたことはなかったけど、コロナ禍で急にチャレンジするチャンスをもらった。らーめんを通じて多くの人とつながっていきたい」と意気込みを語る。

 営業時間は、6時~22時(※緊急事態宣言下で現在は20時まで)。無休。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 駅ビル内に開店した煮干やま木

  • トッピングでもかじっても…「ご自由にどうぞ」という煮干し

  • その日の気候に合わせて調整する特製のてもみめん

  • テイクアウトにも力をいれる牛すじ煮込(600円)

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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