1/16(土)ミーティングアプリZOOM活用し「ヘイワード市と姉妹都市交流会」
FHSCC主催で40人以上が参加
船橋ヘイワード姉妹都市委員会主催のオンライン国際交流企画「ヘイワード市と姉妹都市交流会」がミーティングアプリZOOMを活用し、1月16日に行われた。
同企画は、姉妹都市交流開始35周年を記念してヘイワード市への訪問を予定していたものが、新型コロナウイルス感染症拡大を受けて渡航を延期したことで代わりの交流方法を模索、交流協会メンバーから提案があり企画が実現したという。今後定期的にオンライン交流会を開催する事で親交を温めていこうという狙いだ。
オンライン交流会は、事前申し込み制。申し込みのあった者にミーティングに参加できるURLを通知。当初20名を予定していた募集に対して今回は44人が参加した。
交流会では、カリフォルニア州立大学イーストベイ校日本語講師のシオリ・グレラーさんが登壇。同校の概要を紹介するプレゼンを行った。大学は学生数1万4000人程。その内アジア人が22パーセント、ラテン系が37パーセント、留学生が5パーセントと多様な民族が通学しており、全米でも幅広い人種の学生たちが通っている大学だという。
また、シオリさんの勤務する日本語学科には初級~中級~上級の講座が用意されており、「英語で学ぶ日本文学」「英語で読む日本の短編」「アニメマンガを通じて日本文化を学ぶ」「日本の民話と日本文化」などがある事。コロナ禍の現在は、オンラインと教室での講義とのハイブリッドで実施している事などを紹介した。
学生の多くは日本の「食」や「アニメ」に興味を持ち受講を希望していること。いつか日本にやってきてアニメや食を楽しみたいという思いや、これまでの国際交流を通じて船橋に友人がいることで日本に興味を持ったのが受講のきっかけになっている事なども紹介した。
シオリさんのプレゼンテーションが終わると、船橋にALTとして勤務した経験を持つジョセフさんも船橋のメンバーに挨拶。船橋市教育委員会指導課の国際理解班メンバー3人がシオリさんと面識を深め、留学生としてイーストベイ校に訪問した市民2人がオンライン上でシオリさんとの再会を果たすなどの形で交流が行われた。その後、参加者からの質問にヘイワード側が回答していく形で船橋の学生たちはイーストベイ校の現状を把握していった。
今回の交流会には船橋側メンバーとして松戸徹市長も参加。「コロナ禍で大学が学生に対してどんな対応を行っているか」などの質問を投げかけ大学側がカメラ付きPCやWi-Fi環境を用意できない学生に対しての貸付を行っている事。ZOOMで実施する補修に生計を立てる為のアルバイトで参加できない学生がいるなどの実情を紹介した。
オンラインミーティングは今後も2ヶ月に1回程度のペースで実施するという。次回の開催は3月。細かい日程は未定だが船橋市国際交流協会ホームページなどで広報するという。次回の交流会は英語で実施、簡単な通訳も検討している。
次回は、ヘイワード市にあるモロー高校理事長でFHSCCのテリー・リーさんが登壇する予定だ。また、今後は経済的な交流なども視野に入れ、船橋の商品をヘイワードに、ヘイワード市の事業者と船橋の事業者が連携できるような仕組み作りも検討しているという。
ミーティングの中で松戸市長は、「コロナの影響でヘイワードが近くなった。むしろこれを良い機会と捉えてオンライン交流を定期的に実施していく事で姉妹都市交流を深めていけらたら」と話した。
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