2021年01月11日 配信

1/11(月)船橋の保育士ママが千葉県多古町に「和空間 わたことり」

古民家を改装し親子で遊べる空間に

 船橋市在住で子育てサポーターとして活動する勝又麗さんが運営する「和空間 わたことり」(香取郡多古町南中1723、TEL090-4740-8808)が間もなくオープンから1年を迎える。

 同店は多古町の自然の中に建つ平屋の古民家を改装した子育てサロン。昨年1月29日にオープンした。間取りは洋室8畳2部屋、和室6畳、和室4畳の4DKで、家屋の前に広がる庭部分もすべて開放し、子育て世帯のためのオープンスペースとしている。

 オーナーの勝又さんは、東京都公立保育園に保育士として32年間勤務していた。娘の萌さんが生まれたころから「子育て中の人たちを助けられるようなサロンをやりたい」という夢があったという。しかし、自身も子育て中の真っただ中であり、もしその夢を叶えるなら定年退職した後かなと漠然と思っていた。しかし縁あって、その夢を応援してくれるという人たちに出会い、2019(令和元)年に同店のオープンに向けて動き出した。

 娘・萌さんと夫の力も借り、水回りと電気の配線以外はほぼDIYで改装を進めたという。「建設業を営む親戚の力も借りることができ、庭部分の整備も自分たちで行いました。船橋から通いながら作業を行っていたのでオープンまで1年かかってしまいましたが、親子でゆっくり遊んでもらえるスペースを作ることができました」と話す。

 部屋の中には勝又さんが保育士時代に購入したという積み木・コマ・電車・木馬・ままごとセット・ボードゲームなどが並び「いつかサロンをオープンする時を想像して、昔から買いそろえていました」と話す。

 おもちゃは勝又さん自身が買い付けに行き、子こどもたちが遊ぶ際の安全性を保証する「CEマーク」があるものや、ドイツの「子供の遊びと玩具審議会」が良い玩具として推奨するものだけに貼付が許可されている「オレンジマーク(spiel gut)」のなど、数多くのおもちゃをそろえる。本の部屋となっている和室には、子ども向けの絵本のほかにも育児書も用意し、二人掛けのソファでゆっくりと本を読むこともできる。

 利用の種類は、営業時間中に好きなタイミングで出入りできる「子育てサロン」と「貸し切りレンタルスペース」の2種類。「子育てサロン」は1時間300円(初回のみ登録料300円)、フリードリンク付きで予約不要。「レンタルスペース」は3時間3000円(午前または午後で選択)、7時間6000円。庭の部分を使用したBBQもでき、焼台の貸し出しも行っている(別途1000円)。

 児童指導員の資格を持つ萌さんも子育てサポーターとして運営に関わり、夫は庭にドッグランも建設中だという。「子育て中のママたちが、肩の力を抜いてお子さんと過ごす時間を楽しんだり、我が子の気持ちをキャッチする余裕が持てるお手伝いがしたい」と勝又さん。

 営業時間は、「子育てサロン」毎週水・金曜10時~16時。「レンタルスペース」は水・金曜以外の10時~16時で貸し出し可能。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • オーナーの勝又麗さん

  • おもちゃが並ぶ洋室

  • 和室

  • 読書のできる和室部分

この記事を書いた人

小林夢生

小林夢生

MyFuna編集部所属、ママ向け情報誌「Mamachi」の編集長。中学1年生(女)と小学校1年生(男)のママです。
ママが“元気”に“楽しく”子育てできる街づくりを目指しています!ハンドメイドマルシェをはじめ、各種イベント企画・運営も行っています。木曜日は「市場カフェ」で終日カフェスタッフもやってます。
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