2021年01月10日 配信

1/10(日)中山のまきの米店がコロナ対策で産直所「すみっこマルシェ」開設

市川・鎌ケ谷・船橋それぞれの「すみっこ」で産直所を

 下総中山駅近くに本店を構えるまきの米店がコロナ対策偉業として県産農産物を集めた産直所「すみっこマルシェ」(鎌ケ谷市中沢253-10、TEL047-401-9494)を昨年8月オープン、コロナ禍で増える巣ごもり需要などを見込み、個人宅への配達や移動スーパーをメインにした事業展開を計画している。

 同店は、船橋市藤原、市川市柏井町、鎌ケ谷市中沢というそれぞれの市のすみっこに接する交差点に開店。運営は、まきの米店を経営する「有限会社まきの」新業態。店長には、県内の生産者とパイプを持つ大野剛史さん(36)が就任する。

 同社は、古くから県内及び全国各地の生産者との直接契約で米を仕入れ、業務用の卸しだけでなく、個人宅への配達などに力を入れ業容を拡大してきた。しかし、昨年からのコロナ禍による緊急事態宣言などで飲食店の経営が圧迫、これに伴って卸先の需要が減り、飲食店向けに出荷していた農家も収入が激減。コロナに対応する事業として産直所と配達事業をセットにした新業態に踏み出した。

 今回開業した場所は、数年前まで大手コンビニチェーン「ミニストップ」があった場所。3市の車が通行する交通の要所の角地で広い駐車場を持っている事から今後は様々な展開を想定しているという。本店で培ってきた配達のノウハウに加え、生産者とのつながりから良質な農産物を仕入れ、事業者向けの業販と個人宅への配達を広げていくという。

 店舗面積は、40坪ほど。駐車場スペースは20台以上用意。農産物をはじめとした商品アイテム数は常時350~400種程度を用意。「岡本さんの太ネギ」「藤代さんのキャベツ・ホウレンソウ」「田中さんのトマト・ブロッコリー・オレンジ白菜」「はみんぐばあど農園の生しいたけ」といった具合に生産者の顔が見える地場産野菜に、匝瑳市、野田市、八街市、佐倉市、冨里市などの生産者の野菜。鎌ケ谷市で加工している魚の切り身や県内産の「ノンメタポーク」なども揃える。

 全国国立病院管理栄養士協議会が監修し現在30種ほどあるという冷凍食品の「健康総菜」シリーズ、ソフトドリンク、調味料、漬物など鍋やカレーに必要な日用品、各種加工品に牧野さんが得意とする米や米菓なども揃える。

 現在は、同店に依頼すると半径1キロ圏内を基準に夕方から配達を行っている。移動スーパーの車両整備が終わると各市の行政と連携し移動スーパーと米や水などの思いたい物を中心とした夕方からの配達などで回もの難民対策やきめの細かいサービスで需要を喚起していく見込みだという。

 「今後、県内の生産者からの出荷を増やし、配達先を確保していき商店会から仕入れた調味料や日用品なども扱っていく予定。多少の手数料と配達料をすみっこマルシェ事業の柱として高齢化&コロナ禍に備えていく」と、代表の牧野基明さんは意気込む。出荷・集荷の相談、配達に関する相談などは同店(TEL047-401-9494)で受けている。

 営業時間は、11時~17時。月・木定休。※月・木が祝日の時は営業、定休日は翌日に振替。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 県内の農家から仕入れている顔の見える農産物

  • 米売り場をプロデュースするまきの米店

  • 全国国立病院管理栄養士協議会監修の「健康総菜」

  • 市川市・鎌ケ谷市・船橋市の市境に開店

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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