2021年01月08日 配信

船橋市中央保健センター

1/8(金)緊急事態宣言発令

船橋市保健所が伝える感染防止のための留意点

 船橋市保健所(船橋市北本町1-16-55船橋市中央保健センター内、TEL047-409-1898)で1月5日、情報誌「Face to Health」で新型コロナウイルス感染拡大防止のための特集「新型コロナウイルス感染症対策 特別号 No.1」発行された。

 感染者の増加が止まらない現状で1月4日に菅義偉首相が東京都と千葉、埼玉、神奈川の首都圏を対象に緊急事態宣言発令の検討に入ることを発表し、1月8日には緊急事態宣言が1都3県で発出された。

 船橋市では1月7日、新たに同感染症と判断された人は58人(うち船橋市民49人)で、患者発生届を受理した陽性件数は1946例、うち船橋市在住の陽性者数の累計は1935例となっている。

 同誌ではまず、感染リスクが高まる「5つの場面」を避けようと訴えている。5つの場面とは「飲食を伴う懇親会等」「大人数や長時間におよぶ飲食」「マスクなしでの会話」「狭い空間での共同生活」「居場所の切り替わり」。「居場所の切り替わり」とは、仕事で休憩に入ったときに、喫煙所などへ居場所が切り替わったシチュエーションなどを指すが、気が緩み感染リスクが高まることがあるという。

 その5つの場面に共通するのが「マスクをつけていない」「大声でしゃべる」「人と人との距離が近い」ことで、3密を避けマスクなどの基本的なことがおろそかになってしまうことが大きな原因とされる。

 同保健所で調査した感染経路不明者の約4割が、マスクを外しての会話を伴う飲食の機会が感染の原因だった可能性が高いのだという。そして、同居家族や同居人から感染する「家庭内感染」も増加している。

 外出時に感染リスクのある行動をとった際には、基本的な感染対策(食事以外ではマスクを着用し、外しているときは会話をしない。外食時は料理が出てくるまではマスクを着用し、食事中は会話をせず、食後はすぐマスクを着用する。手洗い、消毒はこまめにする。3密を避ける。体調が悪い時は外出しない)に、家庭内での感染対策(家族と接触する際は家庭内でもマスクをする。10日間程度、家族と食事や寝室を分けるなどの家庭内隔離を行う。親族などとの大人数の会食は控える。外食は控え、テイクアウトや宅配も活用する。食器や箸などの教養はサービス避ける)をとるよう伝えている。

 これからインフルエンザが流行する時期で、新型コロナウイルスとインフルエンザは似ている症状のため、体調不良だけではどちらに罹患したのかを見極めるのは難しいという。

 保健所長は「全国で新型コロナウイルス感染症の感染者数が増加、船橋市においても感染者が増加しており、家庭内感染も増加しています。新型コロナウイルス感染症では、インフルエンザのようにお子さんによるウイルスの家庭への持ち込みはまれであり、親がウイルスを持ち込み、子どもや他の家族へ感染させていることが多いのが特徴です。同様に、ウイルスを持ち込むことで職場や学校等での感染拡大につながっています。感染しないため、あるいは感染をさせないためにも、改めて次のことをお願いします」と伝える。

・食事、喫煙中などでマスクを外している時はおしゃべりをしない(感染リスクの高い行動をしない)
・マスク着用の徹底
・手洗い、うがいの徹底
・感染するリスクのある行動をとった人は、家庭内においても10日間程度はマスクの着用や家族と分離するなどの対応をとり、食事も一緒にとらない

 情報誌「Face to Health」はネットでも閲覧でき(https://www.city.funabashi.lg.jp/shisetsu/hokenfukushiiryo/0007/0001/0002/p026570.html)、同保健所で手に入れられる。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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