2021年01月07日 配信

店主の仲村渠(なかんだかり)涼兵さん

1/7(木)津田沼の沖縄料理店「遊び庭」が間もなく1周年

沖縄のクラフトビールと沖縄県産豚を提供する店

 津田沼駅前の船橋市前原商店会の飲食店ビル2階に昨年2月7日オープンした沖縄料理店「遊び庭(あしびな~)」(船橋市前原西2-21-3、TEL047-403-5080)が間もなく開店1周年を迎える。

 同店を経営するのは、沖縄県出身の仲村渠(なかんだかり)涼兵さん(34)。社会に出てからは沖縄の繁華街「国際通り」の土産物店で働き、銀座の沖縄県アンテナショップ「OZmall」で2年間の経験を積んだ。その後、津田沼駅近くの沖縄料理店「はいさい」やメキシコ料理店「サンズダイナー」などを経営する「ティーダカンパニー」に10年勤務して独立した。店舗面積は、約10坪。カウンター4席、小上がり・掘りごたつ12席、テーブル席8席の計24席。

 フードメニューは、ジューシーな沖縄県産豚やパイナップルポークを使ったラフテー丼(900円)、ラフテー煮(650円)などの肉料理、沖縄そば(850円)などの定番沖縄料理に加え、仲村渠さんオリジナルで沖縄食材を使った本土の料理「ラフテーマヨサラダ(950円)」「タコスボール(400円)」「やんばる若鶏の唐揚げ(300円)」や、ケチャップベースで味付けした沖縄そばのナポリタン「沖縄ナポリタン」「あしびなぁそば」などの創作料理も。

 生ビールは沖縄の定番「オリオンビール」。ハイボールやもちろん泡盛も。ソフトドリンクにはパッション、マンゴー、パインなどの南国風なもの合わせ全10種。もちろん「さんぴん茶」も用意。さらに、沖縄県内のブルワリーが提供するクラフトビールも「75(なご)ビール」をはじめ6種を用意。

 仲村渠さんは数年前から何となく独立を視野に入れて経験を積んできてはいたが、実際にいつ独立をするという目標は掲げてはいなかったという。しかし、現在の物件が居抜きで募集されたのを聞き、「即決しなければならない」状況になった時「いまが独立のタイミングだ」と覚悟を決めたという。

 しかし、出店を決めてはみたものの同ビル4階に入居する「焼酎BAR世海」は泡盛と沖縄系料理の店。修行を積んだ沖縄料理専門の居酒屋「はいさい」も津田沼駅周辺ということで競合してしまう。仲村渠さんが両店にあいさつに出向いたところ、両店主とも「応援するよ!」と快く背中を押してくれ「事あるごとに気にかけてくれて本当に、頼りになる先輩たち」と関係は良好だ。

 出店を決め、メニューや仕入れ先を確保し、2月に開業。3月半ばまでは順調に売り上げが伸びていったというが3月末頃から売上げが徐々に下がってきた。4月の緊急事態宣言を受けて毎日入っていた予約はほぼキャンセル。売上が立たない日々が続いた。ランチ営業やテイクアウトで急場をしのいだ。感染症対策を施し、SNSを活用して情報発信に努め来店客の安心に尽くした結果地元の常連客が増えてきたという。

 営業時間は、11時半~24時。無休。※緊急事態宣言次第で変更有

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 沖縄の建物を模した入口

  • 定番の沖縄そば(750円)

  • パリパリの皮が評判のやんばる若鳥の唐揚げ

  • 沖縄のクラフトビールを提供する同店

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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