2016年06月24日 配信

6/24(金)高根台第二小学校で寄席イベント「笑っ亭」

伝統芸能を間近で体験

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 高根台第二小学校(船橋市高根台5-2-1)体育館で6月21日、文化庁巡回公演事業「笑っ亭(わらってい) 『めばえ寄席』」が行われた。

 同事業は、文化庁主催による「文化芸術による子どもの育成事業」の一環。一流の文化芸術団体が小中学校を巡回公演し、子どもたちに舞台芸術を鑑賞・体験する機会を与えることで、発想力やコミュニケーション能力などを養うことを目的としている。当日は、全校児童242人、教職員24人、保護者と地域住民約100人が参加した。

 春風亭柳橋、春風亭拍枝さんの江戸落語2席(てんしき、牛ほめ)、笑福亭喬若さんの上方落語(動物園)、林家二楽さんの紙きり(ドラえもんなど)、三増紋之助さんの曲ごま(刃渡りなど)が演じられ、会場は観客の大きな笑い声と歓声に包まれた。

 今回同校では、巡回事業名「めばえ寄席」に加え、「笑っ亭(わらってい)」と名付け開演。館内の寄席文字ポスターやのぼりは、高学年児童が作成、観客入場時の一番太鼓や、出囃子も児童が担当した。児童5人による大喜利「こばなしグランプリ」では、それぞれが創作した小噺を披露し、観客の声援を浴びていた。

 館内には、寄席の展示体験コーナーが設けられ、寄席の紹介写真やミニ高座を展示。仲入りの休憩時間には、多くの児童が太鼓や笛にチャレンジする姿が見られた。

 出囃子の三味線を担当した6年の富田小絢さんは「落語では喋り方を変えて何人も演じているのがすごかった。紙きりの鋏の使い方や、曲ごまの動かせ方にびっくりした。寄席の芸を観て聴いて、大変楽しかった」と話した。

 大喜利に出演した6年の吉田拓和くんは「緊張したが、ちゃんと喋れた。ダジャレで笑ってもらえいい経験だった」と安堵した様子で話した。戸田正敏教頭先生は、「子どもたちは本物の芸術、たとえば実際の落語などを聴きに行く機会はなかなかない。今回は間近で鑑賞でき、いいな、すごいなと感じる貴重な機会だった」と話した。

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手作りポスター 手作り幟
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春風亭柳橋 笑福亭喬若
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春風亭拍枝 大喜利打ち合わせ
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大喜利 出囃子
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  紙きり
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寄席についての説明コーナー 一番太鼓

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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MyFuna編集部

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