2016年06月18日 配信

6/18(土)北習志野の「ソレイユ」で熊本産の栗を使った焼き菓子販売

商店会での大きな支援活動終了後も地道に活動を

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 北習志野駅前から習志野台団地の前へと続く商店会「ビアーレきたなら」の一角にある「ケーキとパンの店 ソレイユ」(船橋市習志野台2-73-14-1F、TEL 047-440-8181)で5月上旬から、熊本産の栗を使った焼き菓子の販売を始めている。

 熊本地震が発生した後、同店が入る商店会「ビアーレきたなら」では商店会をあげて義援金を募った。5月末には商店会としての義援金募集を一旦終了し、集まった義援金は日本赤十字社千葉県支部船橋市地区の窓口となっている船橋市役所へ納められた。

 その後、同店のオーナーシェフ・鈴木俊介さんは「これで終わりにせず、まだ自分でもできることが何かあるはず」と考えたという。そこで食材仕入れ業者に熊本産の素材がないかを尋ねたところ、熊本産の栗をペースト状にしたマロンピューレがあるという情報を聞き、それを使った商品を開発することに。

 5月上旬から熊本県産の栗を使ったマロンペーストを練り込んだ焼き菓子「大粒まるごとマロン」(250円)を販売している。同商品の売り上げの一部は、義援金として鈴木さんが船橋市役所に届ける。

 鈴木さんの出身は福島県。約1年半前にオープンした後、「東日本大震災後、大変な中頑張っている東北に向けて、復興支援として何か自分にできることはないか」と考え、今もパンや焼き菓子、米粉パンの原材料となる小麦や米を、可能な範囲で福島や岩手から仕入れているという。

 「熊本地震が発生した後も、東北の小麦などを使っていることと同じ発想で、少しでも力になれるはず、と思いつきました」と振り返る。

 店内には「大粒まるごとマロン」と同様に「くまもとあんぱん」も販売。こちらも売り上げの一部を義援金へと回す。「大粒まるごとマロン」はギフト用セットも用意、来店客の中には贈答用として何十個と購入していく人もいるという。

 そのほか、レジ前には手作りの義援金ボックスを設置。「小さなことでもいいから、まずは自分のできる範囲でやれることをやろうと思って。日本国中の人が、1人1円ずつでも募金したら、すごい額になりますよね? 1人1円でも、たくさんの人の力が集まれば、大きな物になるんです」と鈴木さんは力強く話す。

 「人が集まる機会を作って支援活動をすれば、もっと義援金も集められるんじゃないかなと思っています。なので、実は今、北習志野エリアで店舗経営している知人らとともに『北習志野をもりあげようの会』のようなコミュニティを結成しようとしているんです」とも話している。

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MyFuna編集部

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