2016年04月29日 配信

4/29(金)船橋市が「遺跡マップ」と「遺跡説明板」を作成

船橋の遺跡の魅力と歴史的価値を発信

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西船3丁目公園の「遺跡説明板」  

 船橋市は、市民や船橋市を訪れる人に船橋の遺跡の魅力や歴史的価値を知ってもらおうと、4月15日から「船橋の遺跡マップ」の配布を始め、市内の公園9カ所に地域の遺跡の「遺跡説明板」を設置した。

 船橋市内には現在約200カ所の遺跡が確認されている。「遺跡は宅地開発前の調査の際に発見されることが多い。そのほとんどは市の調査後にはマンションなどの建設工事でほとんど消滅して今は見ることはできないが、遺跡によっては一部が公園内やその近辺に保存されている。「遺跡マップ」や「遺跡説明板」で船橋の遺跡を知ってもらいたい」と文化課課長補佐の道上文(あや)さんは話した。

 遺跡の説明文にはナビゲーターとして市職員が制作したオリジナルキャラクターの「エビゾーくん」が登場。「エビゾーくん」は1979年に海老ケ作貝塚から出土した縄文土器のふちの人面装飾をモデルにしている。

 「船橋の遺跡マップ」は20センチメートルx10.5センチメートルの折り畳み式で持ち歩くのに便利なサイズ。1500部発行し、文化課、各公民館・図書館、飛ノ台史跡公園博物館、郷土資料館で配布。「遺跡マップ」の表には船橋市の地図に遺跡や古墳・塚、野馬土手などの位置が記載されている。裏面には船橋市のおもな遺跡と歴史を写真入りで時代別に解説。また市内の202カ所の遺跡をまとめた表もある。

 「遺跡説明板」は遺跡の発掘調査が完了し、現在は宅地となっている地域の公園内に設置された。2016年度予算で約6か所に設置予定。その後も順次増やしていくという。「遺跡説明板」では写真やイラスト、地図で遺跡の概要を紹介。QRコードも表示されており、スマートフォンなどで読み取ると市のホームページで公開している遺跡の詳しい説明を見ることができる。設置場所は以下の通り。

No.1 小室こぶし公園(市立小室保育園の北東方面)…「小室台古墳群」
No.2 小室はなみずき公園(小室公園の東方面)…「小室台遺跡」
No.3 坪井町5号公園(坪井町645)…「坪井城跡、中井台遺跡」
No.4 東中山第1号公園(京成東中山駅のすぐ北側)…「東中山台遺跡群」
No.5 西船2丁目公園(西船2-19)…「印内台遺跡群」
No.6 峰台公園(宮本6-22)…「峰台遺跡」
No.7 東中山2丁目公園(東中山2-13)…「東中山台遺跡群」
No.8 咲が丘大込(おおこめ)公園(咲が丘1-30)…「小金(こがね)下野牧(しものまき)捕込(とっこめ)跡」
No.9 西船3丁目公園(西船3-7)…「印内台遺跡群」 

 「船橋の遺跡マップ」と「遺跡説明板」の問い合わせは文化課(047-436-2898)まで。

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文化課の道上さんと小野さん 「船橋の遺跡マップ」
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西船3丁目公園 小室はなみずき公園の「遺跡説明板」

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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MyFuna編集部

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