2016年04月09日 配信

4/9(土)「船橋大神宮の灯明台」と「廣瀬直船堂」が景観重要建造物に指定

市内の景観上重要であると指定

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 船橋市では4月1日、「船橋大神宮の灯明台」と「廣瀬直船堂」を景観法に基づく景観重要建造物として指定した。

 景観法とは、都市や農業・漁業などの良好な景観の形成を図ることを目的とした法律。

 かつての日本では景観を守る体系的な法律がなく、断片的に保護していただけだったために、景観が乱開発のために破壊された例が数えきれないほどにあったという。これらの法律の不備を補うために、2005年6月1日に全面施行された。

 市は景観法に基づき、平成22年3月に「船橋市景観計画」を策定した。その一環として、市内の景観上重要であると判断した建造物を「景観重要建物」として指定。

 第1号は、平成23年12月1日に「千葉県でなく船橋市が所持する公園で、その中でも市民に親しまれている」という理由で「アンデルセン公園の風車」が選ばれた。

 今回は、第2号に「船橋大神宮の灯明台」、第3号に「廣瀬直船堂」の二つが指定された。「昔の船橋市は漁業が盛んな街であったため、その名残がある景観を選びました。漁師の街に適している点を評価しています」と、市役所景観班の大塚さん。

 船橋大神宮(船橋市宮本5-2-1、TEL047-424-2333)の灯明台は、明治13年に完成した和洋折衷の建物。高さが12メートルもあり、現存の中では国内最大級の民間灯台といわれ、千葉県指定有形民俗文化財として認定されている。船橋のシンボルとして、昔から多くの市民に親しまれる点が評価された。

 毎年1月中旬には、新成人の門出を祝って灯明台が年に一度だけ点灯する「灯明台祭り」も開催。建造当初は石油ランプを使用していたが、現在は電気を通じて光らせている。

 「県でも指定有形民俗文化財として認定され、今度は市に景観重要建造物に指定していただき、県と市で守ってもらえるのはとてもうれしい。これからも市のシンボルとして灯台を見守っていただけたら幸いです」と、船橋大神宮権禰宜の吉岡賢さん。

 廣瀬直船堂(船橋市本町3-6-1、TEL047-436-2527)は、大正7年に建造された木造二階建切妻造瓦葺で、軒を張り出した出桁造の建物。耐火中高層建築物化が進んでいる中で、宿場町であった船橋の面影を今もなお残している建造物。「今回指定されたことによって、お店を守って頂ける、また宣伝効果にもなりお客様の層が増えうれしい」と廣瀬太一さん。

 「戦争で車や食料等を軍に全て持っていかれ、原材料がない状態で再スタートしたため、お金がなく建替えができませんでした。しかし、このままのほうが廣瀬直船堂を見て懐かしいと思っていただけたり、前に船橋に住んでいた方が来店した時に昔話をしていただいたりしてうれしい」とも。

 大正7年の建築で、本町通り沿いの家屋は、昭和30年代後半から耐火中高層建築物化が進んだが、廣瀬直船堂は建て替えをせずに建築当時の姿を今に伝えている。

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近くの木が無くなり見やすくなったと市民から 評判の灯明台
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廣瀬直船堂  

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