2016年03月14日 配信

3/14(月)「石巻の牡蠣を食べようの会」で牡蠣1100人前完売

船橋の飲食経営者ら10店舗が共同で

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 船橋市内の飲食店10店舗が東日本大震災5年目にあたる3月11日、石巻の牡蠣を共通で仕入れ来店客にチャリティーでふるまう企画を行い、この日仕入れた牡蠣1100人前を完売させた。

 同企画は、焼き鳥居酒屋の伏見屋(船橋市二和東6-17-37 TEL047-447-1355)オーナーの伏見太郎さんが、震災直後には炊き出しなどで東北地方に訪れていたが震災から3年目の2014年3月11日に「あんなに大変だった震災から3年が経ったら、僕たちはすっかり元通り。震災の事を考えることが少なくなってしまっている」と、考えた。

 「もう一度東日本大震災を振り返る何かを、飲食店の立場で出来る事を考えたい」と、知り合いのつてをたどって石巻の牡蠣を仕入れ、無料でふるまった事から始まっている。

 翌年、この伏見さんの考えに同調した飲食店5店舗が合流。各店のルールでチャリティーを行った。3年目になる今年3月11日は、飲食店10店舗が参加し、「震災の事を思い出し、被災地の事を考え、大切な家族との時間のありがたさを考える企画」として行われた。

 「石巻の牡蠣を無料でふるまい、会計時に寄付を募る」「牡蠣メニューの値段に寄付を込みにして提供する」など各店舗でルールを決め、それぞれ来店客に周知、飲食店が無理なく行える継続可能な復興支援企画として定着した。

 企画に参加した飲食店は、金曜日の夜という事も手伝ってか軒並み予約段階で満席。11日早朝に石巻市牡鹿半島の小網倉浜から直送された牡蠣1100人前は、一部12日の予約客の為に在庫を残した店舗もあったが、閉店時間を待たずしてほぼ完売したという。

 今回の企画で集まった寄付は、約20万円。この全額を翌年の仕入れに回し、さらに多くの店舗でこの企画を実現するつもりだという。

 尚、船橋から仕入れに向かった有志のメンバーも全員がボランティア。それぞれ、ガソリン代、高速代、宿代などは全て自前で寄付金には全く手を付けていない。

【以下参加店舗】
「地産工房KAN」(大穴南1-40-19 TEL047-461-0121)
「FOOD’sBAR unLOC」(北本町1-4-4 TEL047-421-5560)
「炭火串焼びんすけ」(習志野台3-17-9 TEL047-401-9575)
「粉者」(本町1-12-22 TEL047-401-2578)
「スールカフェ」(二和東5-20-22 TEL047-447-5004)
「和食―場―冠本店」(本町5-3-11 TEL047-460-8808)
「大黒鮨」(二和東6-16-11 TEL047-447-2569)
「みをつくし」(西習志野3-25-1 TEL047-404-7705)
「アジア食堂ジェーン」(本町2-2-7 TEL 0800-400-9919)

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MyFuna編集部

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