2016年03月08日 配信

3/8(火)「9年間ありがとう!」学校生活最後の給食

ランチルームでみんなで食べる最後の給食

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 芝山中学校(船橋市芝山1-40-11、TEL 047-464-3448)で3月3日、「9年間ありがとう!」と題して9年間の学校給食の最後を飾る、特別メニューの給食とセレモニーが行われた。

 小学校から親しんできた学校給食、9年間で食べた給食は1500回以上にもなるという。最後の学校給食を迎える生徒のために、栄養士や調理士がスペシャルメニューを考案した。「これからも健康で、元気に過ごしてほしい」との願いを込めて、また4月からの新生活へのエールを込めたメニューだという。

 船橋市では小学校54校、中学校27校、特別支援学校1校(2校舎)の給食はすべて自校調理で、各学校に栄養士1人と調理員が配属されている。栄養士が献立を考え、83カ所の調理場で調理員が毎日の給食を作っている。

 栄養士は3カ月前に献立を考え、生徒はその献立表から2カ月前にマークシートでA献立とB献立のどちらかをエントリー。後日配布されるチケットで給食と引き換えるシステムになっている。弁当持ちを選択することも可能。
 選択制にすることで、自主的に栄養管理に努める能力や態度を育てることを目的としている。

 この日はA献立が、栗ご飯・エビフライ・粉ふきいも・おかか和え・えのきとわかめのすまし汁・抹茶プリン・牛乳。B献立が、ソフト麺ミートソース・ポテトのチーズ焼き・ひじきのマリネ・いちごヨーグルト・牛乳。

 A献立は3年生の卒業を祝って「赤飯」を、B献立は学校給食ならではの「ソフト麺」を意図的にメニューに盛り込んだという。

 生徒は1階で配膳を受け、2階のランチルームで喫食。学年ごとにテーブルを分け、各自が好きな席で準備ができ次第、食べ始める。生徒は教室ではなく専用のランチルームで食事をするが、全校生徒と教職員が一堂で食事をすることで、クラスを超えた交流を図ることができるという。

 「最後の給食だと思うと、おいしくて泣きそう」と3年生男子生徒。「毎日給食がおいしいから、食べられなくなると思うと本当に悲しい」と3年生女子生徒。

 給食が終わると、調理員7人と栄養士がランチルームに登場。3年生を代表して学年委員長の釆元碧(うねもとみどり)さんが「毎日おいしい給食を作っていただき、私たちはそれが毎日楽しみでした。今までありがとうございました」とあいさつをした。そして感謝の気持ちを込めて花束の贈呈が行われた。

 栄養士の首藤(しゅとう)千加子さんは「3年生は今日が中学校生活最後の給食で471回目になりますね。3年生が1年生のときから見てきているので、ずいぶん大きくなったなとわが子を思うような気持ちです」とも話した。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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MyFuna編集部

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