2016年01月26日 配信

1/26(火)法典西小学校で出前授業「まちづくり体験教室」

出前授業で「まちのルールづくり」を学ぶ

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 法典西小学校(船橋市上山町1-111-5、TEL 047-337-7982)で1月20日、都市計画を学ぶ出前授業「まちづくり体験教室」が行われた。

 総合授業の一環で実施した同授業は、昨年に続き2回目。授業を通して都市計画の大切さを学ぶとともに、誰もが便利で快適に暮らせる街作りを検討することで、自分たちが暮らす「まち」に関心を深めることを目的としている。

 今回の対象は4年3組32人の児童で、 講師には、船橋市役所都市計画課まちづくり支援室の山崎佳久さん、國吉葉苗さん、川野翔平さんを迎え行われた。

 同授業は、家庭科室で6班に分かれ1時間目では、事前に話し合っていたテーマを基に模型を使ってのワークショップが行われた。「まちづくりに正解はないので、決めたテーマに沿ってどんどん話し合っていきましょう」と國吉さん。

 各班は「くらしに不自由がないまち」「みんながくらしやすい町」「緑が多くて楽しい町」「はんざいのない町」「だれもが楽しくくらせるまち」「生活が便利な町」とそれぞれがテーマを決め、用意されたまちづくりの土台シートに山や川、木々を書き加え、模型や風景シートを置きながらそのテーマに沿ったまちの実現のため話し合った。

 昨年の街づくりの土台シートは、模造紙を使用していたが、今年はホワイトボードを使用。「ホワイトボードは消して書き直すことが出来るので使いやすくなったと思います」と山崎さん。

 2時間目では、各班が作成したまちを発表し、テーマに沿って工夫した点や難しかった点を述べた。「くらしに不自由がないまち」をテーマとした班が「工場を減らして、津波が来た時に困らないように海の近くに家は置きませんでした」などと工夫を述べると、「歩いて行ける距離に病院、スーパーがまんべんなく配置されていていいですね」と講師が評価した。

 「生活が便利な町」をテーマとした班では「海側に工場があり船橋市に似ていますね」、「みんながくらしやすい町」をテーマとした班は「住宅と工場の区分けがよくできていますね」と、「緑が多くて楽しい町」をテーマとした班の「いろいろな場所に行きやすいように線路を巡らしました。工場の周りに緑を多くしました」という発表は、「線路を長く作るこのような街を『コンパクトシティネットワーク』と言います。最先端のまちづくりになっていますね」とそれぞれコメントされた。

 「はんざいのない町」をテーマとした班が「交番をたくさん配置し、特に学校のそばに交番を置きました」と工夫を話すと、「工場の近くに森があり、街中に池があり水をためるところがあるのはいいですね」と、また「だれもが楽しくくらせるまち」では「マンションの近くに公園があるのは景観としてきれいですね」と評価された。

 最後に國吉さんが船橋の「都市計画図」を指し、「市では都市計画図というものを作っていて、どこに何を置いたらいいのか決めているので、20階建ての高層マンションを勝手にどこに建ててもいいわけではありません」と話があり、船橋の住宅地、海周辺、船橋駅周辺でそれぞれの特徴をもっていることを説明。

 最後に「みんなで作ったルールをみんなが守っていくことで、みんなの住みよいまちとなる」とみんなで読み上げ、授業を締めくくった。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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MyFuna編集部

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