2015年10月28日 配信

10/28(水)ふなっしーが赤ちゃん誕生にメッセージ

船橋市場のイベント舞台裏で起きた奇跡

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 船橋市地方卸売市場の一般開放イベントとして10月11日に行われた「船橋市場だョ!全員集合2015」の会場から救急車搬送された妊婦が10月11日、無事に女児を出産、これを知ったふなっしーが密かにお祝いメッセージを送っていたことが分かった。

 

 船橋市場だョ!全員集合2015は、船橋市場が農林水産省管轄の中央卸売市場から地方行政管轄の地方卸売市場へ転換した事を機に2014年から始まった市場の一般開放イベント。

 

 船橋市のご当地キャラふなっしーをはじめとして全国各地のご当地キャラを集めて行われた「ご当地キャラプロレス」をメーンコンテンツに市内外のヨサコイチームを集めた「YOSAKOIふなばし」や、市内で活躍する全国区の吹奏楽部を集めた演奏、B級グルメの出店、青果や水産品の即売、地元飲食店らの趣向を凝らしたご当地グルメの出店などを一般開放した市場に散りばめ、晴天だった2014年は5万人以上、午前中雨天だった2015年でも2万5000人を集めた企画。

 

 今年の開催日は雨天の為、午前中の気温が上がらず肌寒い中で開幕した。メーンコンテンツだった「ご当地キャラプロレス」も天候と相談しながら、開催時間を遅らせ、1~2試合目は雨にさらされているリングを使用せずに青果売り場の屋根下で開催するなど予定を大幅に変更し行われた。

 

 開始から2時間程は混乱の中で行われた同イベントだったが、この日の会場では舞台裏で数台の救急車が密かに訪れ急患、急病人の搬送を行っていた。

 

 この日、間もなく臨月という妊婦だったTさんは、「少し歩いた方が身体にも良い」と考え、大好きなご当地キャラが集まる船橋市場に夫と出かけた。会場で立っていられない程の痛みが継続して訪れたTさん、「救急車を呼ぶ」という実行委員会メンバーの言葉に「大丈夫です。大したことないので」と、我慢して答えた。

 

 しかしこの、会場で救護を担当していたスタッフは「陣痛なら間隔が空くはず。継続的に痛むのだったら別の病気かも」と判断。大事をとって救急車を呼び、最寄りの産婦人科に搬送を依頼した。

 

 産婦人科に到着しすぐに診察した結果、「胎盤剥離」と判明。緊急手術となり帝王切開による出産が行われた。11日夕方に産婦人科へ連絡を入れ、母子の無事を確認した実行委員会スタッフは、翌日病院に見舞いに出掛けた。

 

 イベントの会場で失われる可能性があった命が、無事に誕生した喜びをふなっしーに報告したところ、大変喜び、新しく生まれた命に「元気に育ちますように梨汁ブシャー!」と、激励の言葉を書きしるした色紙とマスコットを実行委員会メンバーに託した。

 

 この色紙を自宅療養中のTさんに届けた実行委員会メンバーは、ふなっしーから預かった色紙とマスコットを手渡し、実行委員会からのお祝いとして船橋市場だョ!全員集合2015のオリジナルTシャツ、公式パンフレットを贈った。

 

 Tさんは、「あの日は痛くて何も記憶がなかったのですが、皆さんで必死になって私の事を運んでくださったと聞きました。本当にありがとうございました。ふなっしーにも祝福していただけて本当に幸せです」と、笑顔で感謝の気持ちを話した。

 

 担当した医師によると、「救急車で搬送せずにタクシーで来ていたら非常に危険な状態だった。大事をとってくれたおかげで事無きを得られたので本当に良かった」と、同イベント実行委員の措置に感謝の言葉をかけた。

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MyFuna編集部

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