2015年10月23日 配信

10/23(金)きららホールで医療センター主催の講演会

医療センター主催の公開講座「放射線治療の選び方」

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船橋市医療センターが年4回開催する市民公開講座がきららホール(船橋市本町1-3-1)で「放射線治療の選び方」をテーマに1022日行われた。

 

同センターが今年度開催する市民公開講座は2回目。次回は、1月と3月にいずれもきららホールでの開催を予定している。市民公開講座は、医療センターの持つ専門知識を市民に向けて公開し、先進医療や病気に対する知識を身に付けてもらおうとするもの。

 

この日の講座では、ガンの代表的な治療法や放射線治療の種類や特性、治療上のメリット、デメリットなどを紹介し、最先端の治療技術についてもふれた。


ガンの代表的な治療法には、手術による腫瘍の摘出、放射線照射によってガン細胞を消滅もしくは縮小させる方法、抗ガン剤投与によってガン細胞の増殖を抑える方法の3つがあるという。この日の講座ではそのほかの治療法として、エタノール注入、ラジオ波、凍結療法、免疫療法などについても紹介した。

 

次いで、ガン細胞の特性についてその広がり方や各種の治療方法にふれ、放射線治療の種類、その進歩や放射線治療において誤解されがちなピンポイント照射についての実際を話した。

誤解されがちな認識として、ピンポイント照射はガン細胞だけを狙うので周辺細胞には影響がないと思われがちだが、主要に接する臓器には必ず放射線が当たるという。

 

また、治療効果が高く、副作用がないと思われがちだが、正常組織が高線領域に含まれれば重篤な副作用が出る場合もあることや、治る可能性が高いと思っている治療だが、照射範囲がずれて腫瘍にあたらない可能性があることなども紹介した。

 

また、放射線治療における歴史を踏まえて、現在の最先端治療方法を各種の機器とともに紹介。しかし、現在は最先端の治療方法ともてはやされているものが、数年で廃れてしまう現状などにつても紹介した。

 

この日、公開講座を受講した40代の女性は「親が医療センターでお世話になっているので話を聞きに来た。良い面だけでなく、副作用や付随してくる問題についても詳しく教えて頂けたので感謝している。とってもいい話なので、もっと多くの人が受講した方がいいと思いました」と感想を話した。

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MyFuna編集部

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