9/23(水)北本町に保健福祉センター、10月1日から稼動開始へ
保健・医療・福祉の8施設を併設、市民生活をサポート
船橋市内の保健・福祉・医療の8施設を併設した保健福祉センター(船橋市北本町1-16-55)が現在の湊町から北本町に移動し、10月1日から本格的な稼働を開始する。
建物が完成し入居準備が整った9月17日、関係者やマスコミ、近隣住民に向けての内覧会が行われた。新しい保健福祉センターは、敷地面積5666平方メートル、延べ床面積1万3876平方メートル。地上5階、地下1階建の鉄筋コンクリート造(一部に鉄骨造り)。駐車場は68台、障がい者用スペースが3台用意されている。
同施設内には、保健所の総務課、地域保健課、健康づくり課、保険予防課、衛生指導課、中央保健センターなどの各種窓口が設置される。そのほか、中部地域包括支援センター、家庭児童相談室、こども発達相談センター、在宅医療支援拠点、地域活動支援センター、夜間休日急病診療所、かざぐるま休日急患・特殊歯科診療所などが併設、合計で保健・医療・福祉に関する8施設が併設になる。
環境やバリアフリーに配慮された建物を心がけ、天日を取り込んだ5階までの吹き抜け空間や
2階まで吹き抜けになっているエントランスで開放感を演出。太陽光発電やLED照明などの環境に対する配慮も進んでいる。また、災害時には、100キロワットの発電能力を持つ自家発電機も備えている。
1階に在宅医療支援拠点、中央保健センター(親子相談窓口)、中部地域包括支援センター、かざぐるま休日急患・特殊歯科診療所、船橋市医療公社、夜間休日急病診療所が入居。
2階には、保健所の各窓口。船橋市医師会、船橋歯科医師会、船橋薬剤師会などもこのフロアに入居する。3階は、中央保健センター、家庭児童相談所、地域活動支援センター(オアシス)が設置され、4階には保健所の診療部門、船橋市食品衛生協会・調理師会、保健所の検査室が置かれる。5階は、ワンフロア―を使って「こども発達相談センター」を設置する。
同施設の開設によって、「こども発達相談センター」と「家庭児童相談室」という子育てに関する悩みを相談する部署が併設、中央保健センターの中でも親子相談窓口の機能が1階に設置される。3施設が一体になってそれぞれの施設が持つ情報を共有、子育て家庭に向けたミニ講座なども開催予定だ。
また、医療分野では市内で2か所目となる特殊歯科診療所「かざぐるま休日急患・特殊歯科診療所」の併設によって、北部(三咲7)と南部(北本町1)に、特殊歯科診療が設置完了。さらなる口腔ケア体制の充実を図る。
また、夜間休日急病診療所での小児科診療の拡大、在宅医療の推進に向けた在宅医療支援拠点設置など地域包括ケアシステム構築に向けた自宅療養生活を送る人への支援を充実させる。
さらに、地域保健サービスを集約させたことで、母子・成人保健事業や生活習慣病予防、介護予防といった疾病別、年齢別のサービス拠点が分かれていたサービスを一人一人の健康状態に応じて、生涯を通じて切れ目なく提供できる環境が提供できるようになる。
現在の施設から、新施設への機械や機材、備品などの移動は9月19日~23日にかけてのシルバーウィーク中に行われ、連休明けには主たる業務を新施設で行えるように整備を進めている。
歯磨き研修なども実施できるスペース | |
地域活動支援センター(オアシス)はここに移動に | 大人数の会議や、医療講演会なども開催できる大会議室 |
一般公開の内覧会には多数の市民が訪れた | 読影室では複数のドクターが症状を共有できるようになっている |
ちょっとした医療講演会なども開催可能な待合室 | オストメイトにも対応のユニバーサルトイレ |
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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