2015年09月22日 配信

9/22(火)ふなばしハワイアンフェスティバル開催危ぶまれる
地球の裏側で起きたチリ地震による津波警報がきっかけで

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 船橋市のベイエリアを新しい観光スポットにしようというイベント「ふなばしハワイアンフェスティバル2015」の前日準備が大幅に滞ったことで、その開催自体が危ぶまれていたことが実行委員会メンバーの話で明らかになった。

 同イベントは、船橋を多くの人に知ってもらいたいという思いを共有した地元の経営者やボランティアで結成された実行委員会が運営。利益を東日本大震災の復興支援に、売上は出演ハラウの環境向上に使用する事で毎年多くの来場者を集め、参加ハラウからの信頼を勝ち得ている。

 例年、同イベントの準備は前日の早朝から行われている。この日も、船橋港親水公園前には、実行委員会メンバーと施工を担当するスタッフが準備を開始しようと18日朝6時には集合していた。

 しかし、同日の16時頃になっても、親水公園には入れない。早朝から設営のために集まったスタッフは途方に暮れていた。

 17日早朝に起きたチリ沖地震の影響による太平洋沿岸の津波注警報発令によって、防災公園としての側面も持っているメーン会場「船橋港親水公園」(船橋市浜町2-1-1)の入り口扉がこの時間になっても解放されなかったのだ。

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 津波注意報が解除されたのが同日16時40分。扉が解放されイベント準備を開始できたのは17時を過ぎた頃だった。

 メーン会場となる親水公園の施工を終えても、ビビット南船橋、ららぽーと中央広場、同東の広場という3つのステージの施工と準備が残されている。「このままでは朝になっても準備が終わらないかも、イベントを開催することができないかも知れない」、スタッフの間に緊張が走った。

 11時間遅れた会場の設営開始、実行委員メンバーとスタッフを解散したのは19日深夜2時過ぎ。会場内のテントやステージなど翌日の開催に必要な準備にある程度のめどが立ったのは、例年よりも3時間ほど遅れての事だった。

初開催の東の広場ステージ、MCにトラブル

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 同実行委員会の中では今年の開催にあたって、イベント当日以外にも楽しめる「パンフレット」、各ステージへの「バックパネル」提供、「カニカピラゾーン」の開催などさまざまなチャレンジが行われていた。

 その中の一つに「東の広場ステージ」があった。当初、30チームほどのハラウ出場を想定していた実行委員会。実際に募集を開始する頃には既に40を超えるハラウからの申し込みがあったという。

 「このままでは、多くのハラウに出場をお断りしなければならない。ららぽーとに他の会場も打診してみよう」と、実行委員会は交渉を開始。ららぽーと側の協力を得て、東の広場ステージの開設が決まった。

 常設ステージが設置されていない東の広場。フェスティバルの為に、新規にステージを設営する予算や時間、ステージの演出方法、観客席の設置など、さまざまな問題が浮上した。

 実行委員会メンバーは、毎月1~2回の実行委員会、月3~4回の担当部署ごとの小委員会を経てこのイベントを形にしてきた。その中でも大きな課題として多くの議論を経て開催にこぎつけたのが東の広場ステージだった。

 当日の東の広場ステージ責任者に抜擢されたのは富島浩彰さん。同実行委員会に今年から参加している新顔ながら、全国に鬼ごっこを普及させる活動でその手腕は実証済みという力強いメンバーだ。

 富島さんの下で、準備は滞りなく進められ開催当日に至った。しかし、フェス当日、東の広場ステージを担当するMCの目に異変が生じたのだ。

 強烈な痛みを訴えかけるMC、富島は大事をとって病院へ搬送を指示。急場をしのいだのは普段ママイベントなどで司会を務める稲村祥江さんだった。その後、ボランティアメンバーの中から、すみだストリートジャズフェスティバルでMC経験もある太田茉莉瑛さんが東の広場ステージのMCを続投、この日のスケジュールを滞りなく終えることができた。

 この日、東の広場で予定されていたMCは、その後病院で精密検査を受診。網膜が剥がれ落ちるほどの重症だったというが、事なきを得ることができた。

観覧客に人気の日よけ、今年の設営は不可能に

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 開催のたびに真夏日に近い気温になる同イベント。「船橋の夏の終わりの風物詩」として定着している反面、日中の日差しの強さが観覧の妨げとなっている。

 そこで、3年目の開催から2代目実行委員長の堀川成良さんが真竹を使った日よけを発案、毎回実行委員会メンバーが手作りで制作してきた。

 しかし今年は、準備開始が大幅に遅れたため、日よけ設営を行う時間が確保できなかったのだ。19日、昼過ぎの気温は30度近くまであがった。

 日差しが強く、メーンステージ前の客席に空席が目立ち始めると実行委員会メンバーはパラソルを確保、仮設の日よけ設営にかかった。日陰の登場で会場のすみに避難していた観客はメーンステージ前に戻り、落ち着いてステージ鑑賞ができるようになった。

会場全体が盛り上がる13時過ぎからのステージ、いわき市からのゲストフラチーム「ハーラウ・ラウラーナニ」の演舞直前の事だった。その後続いた目指せ1万人フラダンスを掲げた「みんなでフラ」も成功、イベントは夕暮れステージへと突入した。

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 数々のトラブルを経験しながらも大勢としては、無事に開催をすることができた今年のハワイアンフェスティバル。3代目実行委員長の立川彰さんは「皆さんに助けられて、楽をしている実行委員長です。個々の力と、現場での問題解決力がハワイアンフェスティバルを一つの完成形にしてくれた。来年の開催も楽しみです」と、打ち上げの場で一日を振り返った。

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