2015年09月12日 配信

9/12(土)二宮神社で「下総三山七年祭り」

10月30日、11月1日、2日の本祭前に

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 船橋市内の祭りでも最大規模をほこる「下総三山の七年祭り」が二宮神社(船橋市三山5-20-1)と近隣の三山地区で9月12日、13日の二日間に渡って行われた。

 12日に行われたのは「勢揃い式」。二宮神社の氏子が、普段は駐車場として使用している「神揃場」に16時に集合、花火の合図で始まった。

今年の祭りを取り仕切る「年番長」、駆け付けた松戸徹市長の挨拶に続いて、酒樽の鏡開きが行われた。

 「勢揃い式」や「湯立祭」は、10月31日、11月1日、2日の大祭に対して、小祭とも呼ばれる。大祭は、昔この地域を治めていた馬加陸安胤(まくわりやすたね)という城主に子どもが生まれなかった為、二宮神社に祈祷を命じたところ、まもなく男児が安産で誕生した。これを大変に喜んだ康胤が近隣神社を巻き込み、盛大な祭りを行ったのが大祭のルーツとされている。

 二宮神社に近隣8社の神輿と氏子、担ぎ手が集まり出産を祝うという大掛かりな祭りが大祭。この時は、三山地域の人々は接待や準備、運営などに追われ自分たちの神輿を担ぐことができない。

 そのため、大祭の前に小祭を開催し、自分たちの地域の祭りを行うのが「勢揃い式」や「湯立祭」の役割になっている。

 16時45分になると、氏子や関係者が高張・金棒・役員・昇天の順に列になり二宮神社に出発、二宮神社では、翌日の湯立祭に向けて御魂移しの神事が行われた。二宮神社の周辺道路では、船橋東警察署による交通規制が敷かれ、いよいよ祭りが始まったという雰囲気に町中がつつまれ、沿道に多くの住民が集まった。

 御魂を移された神輿は、地域の若者衆によって朝まで見張りをたて厳重に保管される。

 13日は、早朝から祭典委員長や大年番代表者による挨拶などがおこなわれ、御神酒による乾杯がなされる予定。

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MyFuna編集部

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