2015年09月07日 配信

9/7(月)船橋市で「骨折の予防と最新治療」シンポジウム

骨折があらゆる病気の原因に

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船橋市勤労市民センター(船橋市本町4-19-6)で9月5日、「第27回市民とともに考える救急医療シンポジウム」が開催され、約300人が参加した。

講師は国立病院機構千葉医療センター関節外科センター長で医師の阿部功さん。「高齢者に忍び寄る大腿骨頸部骨折に立ち向かおう!」をテーマに、最新の骨折治療法や現状などを紹介した。

骨折すると足の付け根が痛むために身動きがとれなくなり、寝たきりや肺梗塞、認知症などの原因になると話した。

これらの予防には骨を強くする食生活、また転倒しにくい環境作りや転倒しないよう体を鍛えることが大切だと説明。骨折が起きる原因については寸劇を披露し、ユーモアを交えて説明して会場の笑いを誘った。

また、2007年に超高齢化社会を見据え提唱された「ロコモティブシンドローム」(運動器の機能が低下し移動に障害が出た状態)についても紹介。阿部先生は、「平均寿命と健康寿命の差を解決する為に対策が急務となっている今、トレーニングをして健康寿命を延ばしましょう」と、呼びかけた。

後半では船橋市の大腿骨頚部骨折の発生状況、船橋市医療センターの治療と地域医療連携パスについて、内科疾患と骨折の関連ついてなどの紹介があった。その後、昨年4月に大腿骨頚部骨折を経験した村田ヨミ子さんによる体験談が語られた。

参加した60代の女性は、「健康寿命が明確にわかった。ロコモティブシンドロームで紹介されたトレーニングは年齢によっては1人では難しそう、家族の支えも必要だ」と語った。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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MyFuna編集部

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