8/25(火) 船橋ジュニアオーケストラが35周年記念の定期演奏会
チェコ在住の指揮者武藤英明さんを迎え、力強い演奏を披露
船橋ジュニアオーケストラが「創立35周年記念 定期演奏会」を船橋市民文化ホール(船橋市本町2-2-5)で8月22日に開催し、会場を満員にした。
「船橋ジュニアオーケストラ」は1981年に船橋市教育委員会が子どもの健全なる育成を目的として設立。当初30人ほどだった部員は、現在では10歳から22歳までの100人を超すほど大所帯になっている。
この日は、開演前にロビーコンサートも行われた。本編では、ファゴットアンサンブルの演奏から始まり、マイヤベーア「歌劇 預言者より戴冠式行進曲序曲」、チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23」、チャイコフスキー「交響曲第4番ヘ短調作品36」の3曲を演奏。チャイコフスキーの2曲は1曲が30分近い大曲だ。またこの日のアンコールではポルカの「雷鳴と稲妻」が演奏された。
指揮はチェコ在住の武藤英明さん。武藤さんは、同団の今年3月のスプリングコンサートと2013年の船橋ジュニアオーケストラプラハドヴォルザークホールでの演奏を大成功に導いた指揮者。ピアノは、2014年に岐阜県芸術文化奨励賞を受賞した経歴をもつピアニストの佐分利弦さんを迎えた。
同団は年2回の定期演奏会を開催しており、春のスプリングコンサートは部員たちの希望を踏まえた選曲に、夏の演奏会の曲目はステップアップのため指導者が選曲する決まりとなっている。
「今回の2曲はとても難しい曲ですが、35周年なので、スケールの大きな曲にチャレンジしました。4月から練習をスタートして、先週の合宿から今日までの1週間は毎日練習し総仕上げのためによくがんばりました」と、指導者の佐々木さん。
2つの大曲の力強い演奏に観客は魅了され、2人の孫を見に来たという女性は「いつも定期演奏会は楽しみにしている。今回の演奏は特に素晴らしい」と笑顔で話した。
同団は2016年4月3日14時より船橋市民文化ホールにてスプリングコンサートを開催する予定。
ロビーコンサートをしたメンバー | |
ピアノの佐分利弦さん | 指揮は武藤英明さん |
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください
Sponsored by MyFunaサポーター