体育館の段ボールハウスで避難所体験
船橋大神宮近くの峰台小学校(船橋市宮本6-33-1)で峰台小学校区防災訓練が8月22日~23日の二日間の日程で行われ、近隣に住む1~5年生までの小学生と親子80人余りが参加した。
この日の防災訓練は、峰台小学校防災訓練実行委員会が計画・実行。同実行委員会は、同小学校のおやじ組(おやじの会を同校ではこう呼ぶ)メンバーが懇親会の最中に発案、メンバーの中から有志を募って組織が結成された。
東日本大震災の教訓を生かし、今後起こりうる震災に備え普段から訓練をしておくことで対処できる。また、高台にある同小学校は津波被害が起きた際、市南部地域の住民の多くが避難してくる可能性もある。有事に備えおやじ組メンバーが訓練する意図もあるのだという。
夏休み期間を活用した防災訓練は今年で2度目。今年度、実行委員長を務める小寺優さん(36)は、陸上自衛隊習志野駐屯地第1空挺団の現役隊員。昨年までの訓練に加え、空挺団の技術や知識、小寺さん自身が東日本大震災で得た経験も組み込んでプログラムを組んだ。
13時に受付開始。応急救護訓練、初期消火訓練、通報訓練、土のう作成体験などを経て、石井食品から提供を受けたトルトの非常食で食事。夕方以降は、防災ビデオの視聴、夜の校庭散策を行った。
就寝時間前には、実行委員会メンバーの勤務先から集めた段ボールを使って、体育館をめいっぱい活用した段ボールハウス作りが行われた。各々が段ボールで寝床を作成し、寝心地を実感する意図だったが、昨年よりも参加者が多かった事、段ボールを昨年より多めに用意していたことによって各々が自由度の高い段ボールハウスの製造に没頭する事が出来るようになった。
「防災訓練にはいざという時に私たち父兄が的確な行動をとることができるかどうかの訓練の意味もあるのです」と、同実行委員会の別府暁さん。参加した子どもたちも満足げな顔で「楽しかった」「また参加したい」などと感想を話した。
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