2015年05月31日 配信

5/31(日) 市場小5年生が市長とともに田植え体験

海老川調整池内の田んぼで泥んこになりながら

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 市場小学校(船橋市市場1-5-1、TEL 047-424-6531)の5年生が5月28日、今年も東町の海老川調整池内の田んぼで田植え体験を行った。

 この田植えは、総合的学習の一環として取り組んでいるもの。「米作りの体験を一から学び、手作りの大切さや大変さ、さらには農家の仕事の悩みや苦労に触れることができ、自然の中で学習することができる。これはとても欲張りな企画。その分、実りがとても大きいです」と、同小学校の山口美恵子校長。

 この日、田植えを実施した面積は200平方メートル。田植えを指導したのは「海老川調整池を市民と活用する会」のメンバー。
 「この広さを専門用語では2畝(せ)といいます。2畝の広さから収穫できる米の量はおよそ120キロ。これは俵2つ分ですよ」と児童に説明したのは同会の事務局長、村澤彰彦さん。

 5年生の2クラス、総勢48人で午前9時過ぎ、田植えが始まった。まずは児童数名による代掻き(しろかき)という作業から。これは苗を植えるために凸凹部分を平らにする作業で、トラクターを使えば簡単に終わってしまうが、あえて手作業を体験させる。

 代掻きが済むと各クラスの生徒が田んぼの両端に分かれ、苗を植える作業に。24センチ間隔に苗を植える場所の目印が付いた長い紐を張り、そこに児童が一列に並び、苗を植えていく。

 
 最初は泥の中に入ることを躊躇(ちゅうちょ)していた児童も、作業が進むにつれ服や顔に泥が付こうが構わず一心不乱に苗を植えるように。「泥に足がはまって、動けなくて困った」と参加していた男子児童は笑顔を見せた。しかし「すぐに慣れて、作業できるようになりました」とも。

 この日、松戸徹市長も児童ともに参加し、「秋の収穫を楽しみに」と声を掛けると、児童は大きな声で「はい」と元気な声で応えた。

 作業終了後、「爪の中の泥が取れない…」と泥を気にする女子児童もいたが、「でも楽しかった」と多くの生徒が口にしていた。

 この米作りは、この田植え体験だけに終わらず、これから必要な草取りなど、全ての作業を体験しながら進めていく。秋に収穫される米は、ボランティアの人たちと共に「お礼会」として振舞われ、一緒に食べるという。

 

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まずは代掻き作業  
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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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MyFuna編集部

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