2015年05月19日 配信

5/19(火)趣味なのに立派過ぎるバラ園「しろちゃんローズガーデン」

船橋市北部に200株、250坪の規模で

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↑夫婦で作ったバラのラブチェアに座る丸山夫婦  

 趣味で始めた庭いじりのバラ園が高じて、農家から畑を借りるほどまで広げ、ネットなどで話題を呼んでいる「しろちゃんローズガーデン」(船橋市小野田町付近)が5月23日、グランドオープンする。

 同園は、大手宅配会社に勤務する丸山直人さん(48)が妻の智子(のりこ)さん(48)と一緒に作り上げてきた手作りのバラ園。丸山さんは6年前、勤務中に足を骨折し、8か月間入院を余儀なくされたのがきっかけでバラ園芸に足を踏み入れた。

 それまで智子さんが趣味で行っている家庭園芸にも全く興味を寄せなかった丸山さん、外出が困難なため外出の必要がない園芸に、仕方なく打ち込むようになったという。「育てるのが難しいからこそ、咲いた時に感動しました」と丸山さんは当時を振り返る。

 趣味のバラ園芸は、足が治るころには70株の規模に。自宅の庭先では手におえない規模まで膨れ上がったバラに、近所からは「バラ屋敷」というあだ名がつくようになったという。

 しかし、丸山さんの気持ちは収まらず、「もっと多くの人に見てもらいたい。バラが見られることを一番望んでいる」と、もっと大規模にバラ園芸を広げられる場所を探し求めた。

 仕事の取引先梨農家から300坪あまりの畑を借り受けると土づくりから始めた。農地の回りをホームセンターで購入してきたラティスで覆い、バラ園芸の本を読み漁った。

 二人のデートは近隣のバラ園への視察に変わり、週末になると全身泥まみれになりながらバラを育てるようになった。

 苦労の甲斐あって、バラをラブチェアに巻き付けて育てる事やベット仕立てにして咲かせるなど園芸テクニックも充実してきた。珍しい品種やストーリーがある品種も多く揃え200株、190種を超える規模にまで膨れ上がった。

 さらに、将来的なバリアフリー対応を考え、園内を車椅子に乗ったまま鑑賞できるように車椅子幅に合わせてタイルも敷き詰めた。

 現在、同園のバラは早咲きの品種から満開を迎えつつある。時期を少しずつずらして満開が訪れるよう工夫されている為、10月中旬~下旬にかけてまで何かしらの品種が咲き誇るようになっている。

 グランドオープンに先駆けて、23日に来園した来場客には花芽を摘んだものを無料で配布するという。「花束には向かないが、アレンジメントやバラ風呂、ポプリなどには使えるものなので、香りまで楽しんでほしい」と智子さん。花芽は無くなり次第配布終了となる。

 開園時間は、日の出から日没まで。定休日は設けていない。入場料も無料。場所は、障がい者施設誠光園(小野田町769-18)のすぐ横だが、農地の為に地番は振られていない。

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  ↑園内を車椅子でも回れるように敷き詰めたタイル
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↑ベット仕立てという珍しい咲かせ方を
満面の笑みで披露する丸山さん
 
   
   

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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MyFuna編集部

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