利便性向上に向け、「サービス介助士」資格取得も
北総線小室駅(船橋市小室町3106、TEL 047-457-3133)で、バリアフリー化に伴って2台のエレベーターが3月19日に新設された。
北総線小室駅は昭和54年3月9日に北初富~小室間の開通と同時に開業。線路やホームの上階に改札がある橋上(きょうじょう)駅で、駅舎と駅前のロータリーは連絡通路でつながり、下から順に「ホーム」「改札階」「連絡通路」の3階構造となっている。
平成10年に、ホームから改札階へのエレベーターが設置されたが、1日の利用客約3,700人のうち1~2人が改札階から連絡通路への移動に、階段昇降機や駅員の介助を必要としていた。
今回、駅の利便性を高めるため、改札階と連絡通路の間、そして連絡通路から駅前ロータリーの間にエレベーター2台を新たに設置。駅の利用者から「この時を待っていました。ありがたいです」「とても楽になりました」と駅員へ声をかける姿も見られた。
現在、同社は「サービス介助士」という目が不自由な人への案内や、車椅子を利用している人が交通機関を利用する際の介助を行うための資格取得を推奨しており、現在は駅職員の約85%が取得している。
企画室の佐藤栄寿さんは「今後、全ての駅職員が資格を取得し、駅構内で困っている人の支援をしていきます」と話す。
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