2015年02月19日 配信

2/19(木) 馬込沢駅で倒れた男性に救命処置を実施

北消防署より救命処置協力者に感謝状を贈呈

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 船橋北消防署(船橋市馬込町902-2 TEL047-438-2238)で216日、馬込沢駅構内で心肺停止状態になった男性の命を救った市民1人と同駅に、消防署長感謝状が贈呈された。

 

 今回表彰されたのは、船橋市民の渡辺正巳さん(39)と、同駅の職員2人が在籍する東武鉄道馬込沢駅。

 

 昨年1216日の735分頃、63歳の男性が同駅構内で心肺停止の状態になったところ、通勤のため同駅を利用していた渡辺さんが発見し、救命処置を行った。

 

 渡辺さんは、過去に2回、勤務先でAED(自動体外式除細動器)の講習を受けたことがあったが、実際の現場に遭遇したのは初めて。男性の異変に気づき、心肺停止状態と判断したため胸骨圧迫を開始した。また、同時にAEDを運んで来てもらうこと、救急車の要請を周囲に呼びかけた。

 

 渡辺さんの呼びかけを聞いた同駅職員の野口さんと那須さんが、各駅に1台設置ずつされているAEDを持ち現場に駆けつけ、除細動を2回実施。3人で交代しながら約10分間、胸骨圧迫をし続けた。渡辺さんは、勤務先でのAED講習内で「交代で圧迫するように」と、習ったことを思い出しながら、救命処置を実施した。

 

 その後、船橋北消防署からの救急車が到着し、倒れていた男性は市内の病院に搬送され、一命をとりとめた。現在、倒れた男性は退院し、社会復帰を果たしている。

 

 「最初は怖かったが、勇気を持って対応してよかったと思っています。倒れた男性が社会復帰できたと聞いて、安心しました」と渡辺さん。また、「父親が心筋梗塞で亡くなったということもあり、AED講習に意欲的に参加していました。講習のおかげで、その場で自然に動くことができたと思います」とも。

 

 「今回のように、駅職員が落ち着いて救命に協力できたことを嬉しく思う。今後も慌てず、適切な行動がとれるよう、職員教育に力を入れたい」と東武鉄道船橋駅管区長の石川進さんは話した。

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MyFuna編集部

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