2015年02月11日 配信

2/11(水)中野木の街中にワラで作った大蛇

起源不詳、古から伝わる無形民俗文化財

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 船橋市内を南北に縦断する県道8号線、通称「船取線」又は「船橋安孫子線」から1本入った旧市街地、中野木に古くから伝わる「中野木の辻切り」が2月11日、同集落の鎮守・八坂神社(船橋市中野木1-12-1)で行われた。

 起源は伝わっていないが、辻切りは毎年2月の初午に行われる。集落内に古くから住んでいる住民20世帯余りから代表者が集会場に集まり、5メートルにも至るワラの大蛇を2体作成する。この中野木の辻切りは、船橋市から無形民俗文化財として指定を受けている。

 この時一緒に、各世帯を1年間見守る小さな大蛇も作成し、2体の大蛇と一緒に本殿に安置する。本殿前で大蛇を向い合せてとぐろを巻き、御神酒を飲ませると集落の東西それぞれの入口の木に大蛇を巻き付ける。

 辻切りは悪霊や悪疫が村内に入って来ないように願う行事で、現在は地元の中野木小学校から児童が見学にやってくるなど船橋市を挙げて保存に動いている。また、一昨年からワラの大蛇を安置する木が変わっている。

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MyFuna編集部

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