2014年12月03日 配信

12/3(水)八千代西高校近くに自家製酵母フランスパンの店

来年1月で3周年、フランス人が作るフランスパンの専門店

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 八千代西高校近くの畑の一角に古民家を改造した自家製酵母フランスパンの店「フランスパン」(八千代市吉橋2825-2 TEL047-429-8207)が、来年1月で3周年を迎える。

 同店のオーナーは、来日フランス人のシオ ティエリさん(50)。自宅の1階部分をパン工房と店舗スペースに改造して営業を開始したのが2012年1月。店舗スペースは約3坪。

 フランスパンは常時店頭に7種類、小麦粉を変え、週替わりで並べる。そのほか、キャラメル味やオレンジ味といった甘いブリオッシュも数種類用意する。ちなみに、ドイツパンを焼くときはドイツの小麦粉を使用するのだという。

 ティエリさんが来日したのは、3年半前。半年間柏市内に住み、日本語を教えるボランティアに師事し日本語を勉強した。その後、同地に住み古民家を改造し、ローマ式の窯を自分で制作。パンと天然酵母の製造方法も故郷のフランス・ウワザン地方から船橋に持ってきた。

 「おいしいパンを食べたいけど、日本国内で天然酵母のパン屋で買うと高い。だから自分で作ることにしました」とティエリさん。「子どものころから食べ続けているので、天然酵母パンの味は舌が覚えています」とも。

 同店のフランスパンは小麦粉と塩、水だけを使用してパン生地を作る。天然酵母とパンを焼くために細かく調整したローマ式窯での焼き加減が唯一のレシピと言ってもよい。天然酵母のパンは時間とともに熟成が進むため独特の風味を持っている。保存性に富み、7日は保存が可能だという。

 ティエリさんはパン製造を開始するようになって、たどたどしい日本語で営業回りを開始した。現在は、イオンモール幕張新都心、エコピア薬円台店、エコピア八幡店などにパンを卸している。そのほか、近日中に食品スーパーのマルエイとの取引も決まっているそうだ。

 ローマ式の窯は焼き上げるのに時間がかかる。「薪で焼くため温度管理も非常に難しい。だからこそ、美味しく焼ける」とティエリさん。「伝統的なものが好き。この窯も祖母が故郷で使っていたものと同じもの。昔から続いているものだから美味しいパンを作れると信じています」とも。

 営業時間は、7時~17時。月木金定休。8月は定休月。

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MyFuna編集部

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