2014年10月10日 配信

10/10(金)11日公開の映画「ミンヨン 倍音の法則」-音楽は市船が担当

市船吹奏楽部の演奏が映画音楽に

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 市立船橋高校(船橋市市場4-5-1)吹奏楽部の演奏が起用された映画「ミンヨン 倍音の法則」が10月11日から公開される。現役高校吹奏楽部の演奏が、映画音楽に起用されるのは極めて珍しい事で話題を呼んでいる。

 

 同映画は、既成のテレビドラマの枠を超え、人の心を揺さぶる演出家として知られる佐々木昭一郎さんが約20年ぶりに手がけた新作にして、初の映画作品。岩波ホール(千代田区神田神保町2-1)で公開される。

 

 佐々木監督は、1960NHK入社。70年代以降「夢の島少女」「四季・ユートピアノ」「川の流れはバイオリンの音」などで国内外問わず高い評価を受けている。

 

佐々木監督が手がけた作品はいずれも音楽が重要な役割を果たしている。映画の撮影がほぼ終了していたころに「何かが足りない」と感じていた佐々木監督。

テレビで市立船橋高校吹奏楽部の演奏を見付け、すぐにプロデューサーを通じて連絡を取った。当時副市長だった松戸徹市長や高橋健一教諭などの了解を得て2012年春に収録した。

 

 当時部長を務めていた内田芙優さん(19)は今年7月、岩波ホールで行われた試写会で同作品を観た。「演奏は一瞬で終わるもの。映画という形で私たちの演奏を残せたことがうれしい」と感想を語った。

 

 

 また、映画の中には全国で活躍する同校サッカー部の練習風景も挿入されているという。

 映画は、モーツアルトを愛するソウルの大学生ミンヨンが主人公の物語で、日本にやってきたミンヨンはストリートチルドレンやフリージャーナリストなど多くの人と出会うというストーリィ。ミンヨンを始めとした登場人物の全員が演技未経験者ということも話題を呼んでいるが、映画音楽に一流オーケストラと現役高校生の演奏をミックスさせたのも極めて異例な話だという。

 

 物語の中で市立船橋高校の音楽が果たす役目は大きく、ある意味では主役の一つだという。モーツァルトの「我らが喜びを高らかに告げ」や「箱根八里」「紺碧の空」など10曲を担当した。

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MyFuna編集部

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