2014年09月11日 配信

9/11(木)アンデルセン公園で高須賀活良さんの作品展

「SAIBAIMAN」土から始まるモノづくり

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ふなばしアンデルセン公園子ども美術館(船橋市金堀町525 TEL047-457-6661)で96日~1026日にかけて、高須賀活良さんの作品展「SAIBAIMAN」が開催される。

 

高須賀さんはテキスタイルの専門家で、モノづくりの始まりは「土」からというコンセプトのもと作品発表を続けている。「SAIBAIMAN」は作品の総称。

 

展示室1で「生命(いのち)から生まれた色 光に還る色」と題し、身の周りの木の葉・樹皮・枝・実や道路脇の草を煮出した液を、絹・羊毛・綿・麻で織った服に染み込ませた新作48点を展示。廊下の壁に試着服3点も掛けられている。

 

展示室2では「土から生まれた服 土に還る服」と、植物繊維から織った代表作の服5点が掲げられ、土から生まれた植物の繊維が風化し、また新しい生命を育み巡ることを表現。エントランスホールでも「虫の生命(いのち)から生まれた素材」と題し、約2000匹の蚕の繭から取り出した絹糸1キロを立方体にした12点の作品「SOULS」を展示している。

 

 「服を考えると、布、糸、素材に進み、素材は身の回りの動植物に行き着く。色を考えても周囲の植物にたどり着く。私の作品は自然の素材との対話から生まれ ている」と語る高須賀さん。「今回の作品展が、私たちの着ている服が動植物の生命から繊維や色を取り出してつくられていることに気づく場になることを願っている」とも。

 

子ども美術館の永島邦行さんは「五感を使って自然と触れ合うことを美術館の方針としている。自然との係わり合いの中で大切なものがあることを子ども達に知ってほしいと考え、この作品展を企画した」と語った。

 

営業時間は9時半~16時。月曜定休。

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MyFuna編集部

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