6/19(木)薬円台公民館で「地域史講座」
宿場町・船橋を文献と浮世絵から探る
薬円台公民館(船橋市薬円台5-18-1 TEL047-469-4535)で6月15日、船橋市郷土資料館共催「地域史講座」が行われ、船橋市民85人が参加した。
同講座のテーマは、「成田街道と船橋宿」と「船橋・房総を描いた浮世絵」。江戸時代、陸上交通の要所に位置した船橋および周辺の歴史を、文献と浮世絵を交え紹介した。
「成田街道と船橋宿」の講師は、郷土史研究家・元船橋市編集担当の綿貫啓一さん。江戸時代中期以降、江戸での出開帳や歌舞伎役者・市川團十郎の人気と相まって、成田山新勝寺への参詣客は増加。参詣道として利用された佐倉道は成田道(成田街道)と呼ばれるようになったという。
「成田参詣をはじめ、房総三国・常陸東南部から江戸へ向かう街道が集中する船橋は、房総屈指の宿場として繁栄しました」と、綿絹さん。旅籠屋(旅館)の数は、寛政12年(1800年)に22軒、文化15年(1818年)に25軒、天保元年(1830年)に29軒と増加。さらに、幕府公用の上級役人と大名が泊まる本陣も1軒あったという。
もうひとつのテーマ「船橋・房総を描いた浮世絵」の講師は船橋市中央図書館の須藤元夫さん。現在、図書館が集め所蔵している房総に関する浮世絵作品は100点近くにのぼる。その中から三代広重『成田土産名所尽』、葛飾北斎や歌川豊国など40点以上が披露され、受講者たちは興味深く見入った。
また、歌川広重『東海道五拾三次』の中でも有名な「庄野」をもとに、浮世絵ができるまで1色ずつ摺り重ねる過程も紹介。浮世絵制作の工程には、絵師や彫師、摺師や浮世絵をプロデュースする版元といった多くの人間が関わっていたなどともレクチャーされた。
(林)
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