2014年03月03日 配信

3/3(月)行田西小でタダシンヤさんの授業

音楽とトークで「好きなことに素直になろう」とエール

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 行田西小学校(船橋市行田3-4-1  TEL047-439-2120)体育館で2月28日、シンガーソングライターのタダシンヤさんによる「夢を育む授業」が行われた。

 タダシンヤさんは若松小学校、若松中学校、船橋高等学校を卒業した船橋育ち。行田西小学校の八木橋朋子先生がタダさんの生き方に共感し、「ぼくの金メダル」というタイトルで道徳の教材を執筆したのがきっかけ。

 今回の「夢を育む授業」は5・6年生を対象に、タダさんが夢を叶え今に至るまでを音楽を交えながらトークで展開。小学校の卒業文集には将来の夢を学校の先生と書いたこと、中学の演劇発表で主役に抜擢され、人の心を動かし拍手をもらえる喜びを知り、好きな音楽でそれが可能になるのは歌手ではないかと考えたことなどを語った。

 また、大学へ行き、塾講師のアルバイトをし先生になりたい夢を叶えている自分に満足はしながらも、将来の仕事としての展望がなかなか見い出せずにいたというエピソードも披露。

 そんな悶々とした中で、塾で高校選びに悩む生徒に「夢に近付ける高校を選べばいいんだよ」とアドバイスしたところ、「先生は夢を叶えたの?」と聞かれ、タダさんはその質問をきっかけに、音楽への道を志したのだという。

 音楽関係の会社にデモテープを送り続け、そのうちの1つが採用され、「嵐」の18枚目シングル「Love so sweet」のカップリング曲「いつまでも」を世に送り出すことに成功。作曲家としてのデビュー作になった。「採用の知らせを聞いた12月6日が夢を叶えた日として大切な日になっている」と、タダさん。

 2011年には歌手としてもデビュー。家族を守ってくれる身近なヒーロー「お父さん」のことを書いたシングル「優しいヒーロー」がNHK「みんなのうた」でオンエアされ、全国デビューとなった。

 「いくつかの夢を叶えて今に至るけれど、もっと大きな夢があるんだ。それはね、世界に残る誰もが知っている1曲を作ること。音楽の教科書に載っていろんな人に歌ってもらえるような曲をね」と、さらに大きな夢を児童に語ったタダさん。

 「夢はいつ見付けても良いんだよ。いちばん言いたいことは、好きなことに素直になってほしいってことなんだ。好きなことはみんなの味方になって夢を叶える大きな力になってくれる」とも語った。

 6年生の代表児童から「頑張ることが大切だということが良く解りました。ぼくもタダさんのように好きなことを見つけて、それを目標に頑張っていきたい」と挨拶があり、最後はタダさん「ダレカガダレカニ」を全児童で合唱した。

 「次は全学年の前で話をしてほしい」「中学生の息子にも聴かせたかった。中学校でも講演してほしい」と、この日参加した保護者らも感想を口にした。

(大西)

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MyFuna編集部

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