2014年01月31日 配信

1/31(金)「聞き書き-いま、思い出す船橋の戦前・戦後」発行 

船橋在住の13人が当時の思い出を語る

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 船橋駅北口近くの「有限会社officeSAYA」(船橋市海神1-4-10 TEL047-426-1552)が1月15日、戦前戦後を船橋で過ごした13人が当時の様子を語った「聞き書き-いま、思い出す船橋の戦前・戦後」を発行した。

 B5サイズで全116ページ、モノクロの和綴じ本。取材から製本まで全て行っているのは同社の長谷川さん夫妻。ライター歴30年というベテランライターの妻・広子さんと元編集者の夫・智昭さんの二人で行っている。

 インタビューは、1929年(昭和4年)~1955年(昭和30年)までの船橋の様子を68歳~96歳までの13人に取材。「昭和4年~7年頃は、湊町市場からリヤカーに乗せて売りに来たカニ、イワシ、アミコをおやつ代わりに食べました」と、大正10年本町生まれの風間福江さん(91)。

 大野秀子さん(73)は昭和20年3月10日、西の空が赤くなるほどの東京大空襲の様子を語った。その他にも、今とはまったく違う船橋の様子がそれぞれの語り言葉で綴られている。

 取材を担当した広子さんは、当時の様子を思い出してもらう為に、昭和30年代の住宅地図を見せながら話をする事も。「若い世代には難しい、昔ならではの単語も挿絵と注釈をいれてわかりやすいように工夫しました」と語る。

 20年前に船橋に越してきた長谷川さん夫妻。広子さんは、フリーライターとしてさまざまな人と関わるうちに、自分の住んでいる船橋という街の戦前と戦後を知りたくなり、「知る」ためのツールとして自分で本を作ってみようと決意。企画書を持って、船橋の歴史を知る13人の自宅を訪ねてまわった。

 全て手作りなので、発行は20冊に留めているが、現在は船橋北口図書館(船橋市海神2-8-14)と船橋本町通まちづくり図書館(船橋市本町4-34-13)の2か所で閲覧可能。希望があれば貸し出しなどの相談にも応じる。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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MyFuna編集部

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