2013年12月10日 配信

12/10(火)中山学園高等学校でアニマルセラピーの特別授業

動物とのふれあいで癒しを学ぶ

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 中山学園高等学校(船橋市本町3-34-10 TEL047-422-4380)で12月7日、アニマルセラピーの体験授業が行われた。

 同校は、不登校の経験がある生徒達が多く集まっており、人付き合いや勉強が苦手な生徒達に向けた様々なカリキュラムを導入している。今回のアニマルセラピーはそのカリキュラムの一部であり、同校の三雲葉子校長自身の家族が動物とのふれあいにより明るくなった経験から試験的に導入されたという。

 以前アニマルセラピーのプレ授業を行った際、生徒たちから大変好評だった為に今回は、本格的に導入した。今回で体験授業は2度目となる。

 アニマルセラピーの監修を勤めたのは、「J-HANBS千葉」のスタッフ。「J-HANBS 」とは、日本動物病院福祉協会のもと、人間と動物のふれあい活動を推進している団体。

 「人と動物との相互作用促進は科学的にも立証されており、学校や地域コミュニティに広く普及させるため活動している」と同団体スタッフ。

 代表の切替輝美さんは、昔、船橋病院でのペット犬へのケアを高く評価され、何度もHANB教育インストラクターへとスカウトされた経験から活動をはじめたという経緯を持つ。

 「私の子どもが色んな人と触れあうきっかけになるかと思い始めましたが、私自身も可愛いワンちゃん達に癒されています。動物たちの力で沢山の人たちが笑顔になるのがとてもうれしい」と、切替さん。

 この日登場した動物は、「パグ」「ミニチュアシュナウザー」「ゴールデンレトリバー」などの犬が12匹。授業では、スタッフの指導のもとコンパニオンアニマルと呼ばれる動物とのふれあい活動を体験させた。

 積極的に手で触れる、膝に乗せてなでるなどを体験させるため、生徒それぞれに思い思いに触れさせた。初めは怖がっていた生徒も、終盤では名残惜しそうにコンパニオンアニマルに触れ、笑顔をみせていた。

 同校では今後3年間で15回実習を行い、アニマルエデケーションアシスタントの資格を取得できるよう計画している。「不登校は95%治ります。だけど残りの5%の本気の笑顔が見たくてこの授業を導入しました。動物たちは人間が苦手な子ども達の心を開いてくれます。」と、三雲校長。「動物と触れあうことで人が苦手な子供たちの道しるべになれたら」とも。

(鷲野)

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MyFuna編集部

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