2013年12月09日 配信

12/9(月)大穴小で高校の先生が化学の授業
子どもたちの興味・関心を高め、創造力を伸ばす授業

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 大穴小学校(船橋市大穴南2-7-1 TEL047-465-2531)で12月5日、国府台高校(市川市国府台)の加藤美智子教諭が、4年生を対象に液体窒素を使った特別授業を行った。

 この日行われた授業は、小学校・中学校・高校が連携して、児童の教科・科目への興味・関心を高め、創造力を伸ばすことを目的とした特別授業。

 学校側から教育委員会へ申し込みをすることで、教育委員会から派遣された登録教員が、自分の得意とするジャンルの授業を行うというシステムをとっている。

 「液体ちっ素で実験をしよう」と題して始まった今回の授業は、大穴小学校の4年生、2クラス57人が参加した。加藤さんが「ちっ素はどこにあるの?」「空気は何からできているの?」と、問いかけ、児童は空気が酸素と窒素がまじった気体であることを学んでゆく。

 さらに、加藤さんは「ポテトチップスの袋が膨らんでいるのは何が入っているから?」と身近なものを取り上げ、さらに子どもたちの関心を引き出す。ポテトチップスの袋の中には窒素が入っていることを知り、児童らになぜ窒素で膨らませるのかを考えさせた。

 次に「気体、液体、固体」について学び、水が水蒸気や氷になるのと同じように、窒素も気体、液体、固体になることを学んだ。

 さらに、窒素について色、匂い、温度などを予想し興味を深めたあと、液体窒素を使っての実験を行った。実験は教室中央にセッティングした実験台で教諭により進められ、児童は実験台を囲むように観察。液体窒素を水の中に入れたり、液体窒素の中にバラやバナナ、ソフトテニスボール、二酸化炭素、カセットコンロ用のガスを入れる実験で、温度によってほとんどの物質が気体、液体、固体になることを学んだ。

 他にも「電球をつけたまま、電池を液体ちっ素の中に入れてみよう」「あき缶の中に液体ちっ素を入れてみよう」「フィルムケースに液体ちっ素をしみこませたティッシュペーパーを入れ、ふたをしめると?」などの実験も行なった。

 

 この日、特別授業を受けた児童は「見えない物質が気体、液体、固体になるなんて知らなかった。とっても面白かった」と笑顔で感想を語った。

(大西)

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MyFuna編集部

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